2010-11-29

ラグジュアリーと、遊び心のさじ加減?






朝8時、サンジェルマン・デ・プレにて。まだ日が昇らないうちから通勤する人、道を清掃する人。カフェでミーティングする人達も。
フランス人、けっこう働いています(笑)



この時期気になるのは、Noël(クリスマス)のディスプレイ。ヴァンドーム広場からオペラ座界隈にある宝飾店、ショコラティエ、ブランドメゾンから小さなお店に至るまでウィンドウは自然とチェックしてしまいます。今は東京でも殆どのジュエラーを見る事は出来ますが、広場や通り全体を一つのテーマで統一するダイナミックさと高級感、そしてどこか成熟した雰囲気はたぶん、パリならでは。



オープン前のヴァンドーム広場。




ヴァンクリフのショップはこれから模様替えの様子。
あの木材で何が出来るのでしょう...        










高級エリアは思い切りラグジュアリーに、そして楽しさを演出するならここまで大胆にとばかり、ど派手なテーマを選んだのは百貨店のギャラリーラファイエット。窓に一つずつ、ABBAの曲に合わせたステージが作られ、ぬいぐるみ達が踊っています(*o*)特に人気なのがこの窓で、なぜかダイビングスタイルで踊るくまに通行客の子供達は釘付け!!



こちらは傘をさしてびよ〜んびよ〜んとジャンプするくま達。楽しそうな光景なのにBGMが「シェルブールの雨傘」というのが???
何ともエスプリの効いた組み合わせです。



2010-11-28

Bonjour,Paris






午後のフライトで久々のパリへ。シベリア上空を飛行中、カラ海(Kara sea...偶然です(笑)に浮かぶ太陽の不思議な色合いに思わず一枚。寒さのため窓枠にできる、氷の結晶も幻想的でいつも触ってみたい衝動にかられます。



さて二転三転したKARAの方は26日、18:00よりイベント開始。会場はシャンゼリゼ大通りのすぐ脇、Hôtel Marcel Dassaultになりました。最終的に3日間行われるはずだった展示会が1日、それもジュエリーの展示はキャンセルとなりヴィジュアルブックのみ、夕方からのイベントはその出版記念イベントに変更という状態。コレクション発表が2,3時間平気で遅れたり、ショーが直前に中止で展示のみというもよくあること、というパリではこれもまぁ ”あり得る事” なのですが、5年位前の見本市と比べると、明らかに方向性が変わった、というのが正直な印象でした。





LEDで飾られたシャンゼリゼからジョージ5世通りに入ると、スタイリッシュなツリーが目に入ります。ペットボトルのツリーよりも遥かに綺麗です♪                     





賑やかな大通りに面したベストロケーションというのに、イベントのサインボードが小さくわかりづらいからでしょうか、皆さん「入れるの?閉まっているの??」とエントランスで右往左往....
実は今回、国外から視察に訪れる予定だったジュエリーメゾンの方々は急な日程変更でイベントに間に合わず残念だったのですが、う〜ん...これはむしろ、いらっしゃれなくて正解かも。。。





会場こんな感じです。完全に本屋さん。来場者も一般のお客様とクリエイターさんが多く、商業ビジネスとしての可能性はどうかなぁと、感じた印象を後日パリ入りされたクライアントさんとミーティング。とはいえやはりアートやモード、美しいものを街中の至るところで見つけられるのはこの街ならでは。パリのエスプリと感性を満喫しに色々散策しよう!とポジティブに話がまとまり、ほっと一安心。せっかくいらした事ですし、楽しんで頂きたいですもの。




イベントが消化不良でしたので、気を取り直して最近バーが新設された、シャンゼリゼ通りのラデュレへ。常に満員、長蛇の列のケーキ売り場とサロン・ド・テを抜け、奥にあるバーは正面のミントグリーンとはまた雰囲気を異にする仄暗いインテリアにパープルピンクの調光がちょっと妖しいイメージ。それもあってか時間が早かったのか、中はまだ空いており、ゆっくり寛げる空間です。







有機的なカーブを描くカウンターや蜂の巣をモチーフにしたスツールなど、グロテスクでも美しい、まさに”夜の社交場” といった趣の空間。軽く夜食をいただいてこの日は帰宅しました。
ちなみに今年のパッケージはジョン・ガリアーノとのコラボ。ビッグメゾン同士のコラボ企画は日本でもおなじみですね。












おまけです。イベント会場でマックイーンの全シーズンを網羅したコレクションブックを発見!!! 何故かKARAブックも一緒に袋に入れようとする販売員さんに「それは要りません...よ?」というのは気が引けました;





2010-11-17

またもや直前に....(*_*;)



昨年開催が見合わされ、今年の11月に延期となったパリの宝飾見本市KARA-EXPO。今年も本日まで何の連絡も無く、何だか雲行きがあやしいな...と危惧していましたら。

つい先程、主催者からお知らせが届きました。
コンクールの結果は残念ながら大賞3点には入賞出来ず。応援して下さった皆様、ごめんなさい m(;_;)m



ちなみに何故か当初1区のヴァンドーム広場となっていました会場も、8区のHôtel Marcel Dassault に変更されておりました。直前での急な変更、昨年の一件がある為もうそんなに驚きませんが、ヨーロッパのイベントは本当に行ってみるまで何がどうなっているかワカラナイ(+_+)


今回はクライアントさんも視察に訪れる予定を組んでしまっており、当日はどうかちゃんと開催されています様にと、今から祈るばかりです;







2010-11-07

Photoshooting in Bangkok


羽田の新国際ターミナルから深夜便で出発し、朝6時にはバンコクへ到着。コレクションをデザインさせて頂いている海外メゾンの仕事で3日間、うち2日間は丸々スタジオでカタログ用のフォトシューティングという、かなり密度の濃い出張スケジュールでした(^^;)




スタジオにて。
周囲の写り込みを避けるため、白いドームの中で撮影中。アイテム毎にセッティングを変えながら、一点一点微妙にアングルを変えて撮っては、すぐ側にある画面でチェックします。


カメラマンのPajara氏(Loさん)はジュエリー撮影歴25年の超ベテラン。大手ブランドの撮影も手がけるだけあって、商品をどこから撮れば一番美しく見えるか一瞬で見極め、提案してくれます。

デザインコンセプトやイメージを説明し、色々なアングルから何度もトライしてようやくポジションが決まり、調光でさらに何枚か撮って...という作業を繰り返し、気づけば朝の10時から19時まで篭りきり。撮影2日目の夜には飛行機に乗らなければいけないので、タイムリミットを気にしつつもやはり最後まで見届けたいと粘り、何とかコレクション全型の撮影が終了* 
長時間で体力的にも?かなりハードなシューティングでしたが、始終和やかな雰囲気で進み、とても楽しい2日間でした。"You're happy, I'm happy (^_^) "と常に気遣ってくれたLoさん始め、スタッフ皆様に感謝です* お疲れさまでした♫


Thanks to all of you for your kindness &support.  Especially, 
Mr.Lo, I am very glad to work with you. Thanks for a lot of help !! 


Pajara Siriwan - jewelry photographer
http://www.jewelry-photostudio.com/









おまけショットを幾つか。

スタジオ内にまさかのあひるちゃん。













ランチに入った青空食堂で。手描きのペイントメニュ。














帰国後、羽田の入国審査ロビーでは千住博の "Aurora of Waterfall" がお出迎え。さすがの迫力、そして美しいです...*