2012-02-18

"懐かし可愛い" ハンドメイド



2月ももう半ば、新作コレクションの制作もいよいよ山場を迎えております。今回は例年以上に試行錯誤するシチュエーションが多く、職人さん達へのリクエストも細かくなってしまうので悪いなぁとは思いつつも(^_^;)
見た目の美しさと身につけた時のフィット感、これは譲れないところなので、途中チェックの回数も増え....結果スケジュールはずれ込み気味に。


通常のクチュール制作も平行して進めていますから、私の脳では完全に容量オーバー(笑)全体の進捗を管理してくれている方がいるのは本当にありがたい事です(>_<)  制作以外にも会場設営やその他諸々、色々な方に助けて頂きながら今日ようやく全体像が見えてきまして、ほっと一息。ここからは時間との戦いですが、何とか頑張ってまいります*




さて気づけば2012-13年秋冬のランウェイショーの時期。
そういえば去年もちょっと書いたりしておりましたが、今季のNYコレクションで気になったものはというと、構築的なフォルムやプリントも見うけられましたが、なぜか目がいってしまうのは "アンチ・スタイリッシュ?" なレトロアイテム。


微妙に丈の短いアラン編みのセーターやニットワンピース、かぎ針で編んだようなレース襟...マーク・ジェイコブズやロダルテのショーで提案されていたのは「手作りっぽさ」が感じられる懐かし可愛いルック。
そういえば昔は洋服も家庭で作っていたんだなぁと思い出させてくれるような、和やかで暖かみのある空気を感じました。春先まではまだまだ寒い日本、これならすぐ取り入れられそう...♪






などと思っていましたら、NYに住む同級生、Yorikoから嬉しいお知らせ。イラストレーターをしている彼女のコラムが日本ヴォーグ社から発売の『ニットマルシェ2012春夏号』に掲載されているそう。NYの手芸事情についての色々がユーモラスなイラストで紹介されています。リ・サイクルと言わずアップ・サイクルという言葉になるほど!と感心してしまうなどとても面白い内容ですので、気になった方はぜひチェックしてみて下さいませ(^_^)
彼女のサイトはブログ右側のリンク、又はこちらから♫ 
 cutting clouds -Illustrator-