たくさんの生地を前に新作の打ち合わせ....
実は、3月の個展に向けてオリジナルのスカーフを制作中なのです♬
ここ数シーズン、ロンドンやパリのファッションショーで目を引くデジタルプリント。かなり複雑なグラフィックの色調も布の上で表現出来るこの方法を、どうにかジュエリーに応用できないものかと考えていたのですが、10年目のこの機会にコレクションジュエリーを図案化したスカーフを出してみよう♪と思い立ちました。
使い心地の良い手触り、そして宝石の発色が美しく見えるもの.....となると、やはり素材はシルク。草木染め作家の七字良枝さんにご紹介を頂いて、横浜シルクの組合 "GILDA横浜" さんへ伺い、今回は製版会社さんも交えて2度目の打ち合わせです。
七字さん、有り難うございました!!
七字さん、有り難うございました!!
サテン、デシン、綾のあるもの、透けるもの。色々なテクスチャーの絹を見せてもらいながら模様が綺麗に出る生地を決めてゆきます。職人さんとの話は興味深いヒントがいっぱい。絹の捺染に長い歴史と技術を持つ『横浜スカーフ』について知る事が出来ましたし、捺染(手刷り)とデジタルプリントとの見分け方、縫製の違いなど、知らなかった世界をちょっと覗く事が出来ました*
今度から店頭に並んでいるスカーフもついディテールを見てしまいそうです(^_^);
スカーフ業界でも、やはり昨今はコスト重視で手間をかけたものはなかなか少ないとのこと。細かい仕上げ部分までハンドメイドで、とかなり無理なお願いをさせて頂いたのですが、付加価値のある良いものを作れるのは楽しいと言って頂けて嬉しくなってしまいました*
打ち合わせの最後に、組合の理事さんが仰っていた「シルクは布の宝石と云われているんですよ」というフレーズが、何だかとても心に残りました♪