2011-12-31

大晦日に....



2011年も残りあと数時間....大晦日の今日になってようやくアトリエの大掃除をすませ、今年最後のブログを書いています。
予期せぬ災厄に見舞われた今年は、心の痛くなる事の多い年でした。自分に出来る事のわずかさを実感しながらも、せめて美しいものを創りだし、お目にかける事でひととき笑顔になって頂けたら...と、改めて“デザインすること”の意味を考えた時期でもありました。


また、自分とアトリエについてこの一年を振り返ってみますと、やはり大きかったのは国内外で企業ブランドのジュエリーを手がけさせて頂いた事。これまでもプランニングからデザインまでトータルでご提案する事はありましたが、クリエイティブ・ディレクションという立場でブランドイメージ全てをコントロールする仕事と向き合い、デザインだけでなく様々な要素のバランスをとりながら、言葉や習慣の異なる人達と一つの目的に向かって進んでゆかねばならない難しさやワクワク感、新しい発見もあったりと、とてもスリリングな日々を体験する事が出来ました。


そしてアトリエの方も、おかげさまにてクチュールジュエリー、それもハイエンドのゴージャスな一点ものをご注文頂く機会が増えました。工房の職人さん達も試行錯誤しながら製作することで、大胆で複雑なフォルムをイメージ通りに削りだしたり、石のセッティングが美しく見えるまで何度もチェックを重ねたりと、製作におけるイメージの伝達が格段にレベルアップしたように思います。どんなに微細な違和感でも「(私が)納得しないものはお客様には出せない」と何度でも手直ししてくれる職人さん達の心意気には本当に頭が下がります(>_<)...






こちらは今年のクリスマスに納品させて頂いた、ピンクグラデーションのリング。お持ちのオレンジピンクのオーバル石の両側に、ルビーとピンクサファイア、アメジストをグラデーションで配しています。石がまるでベリー(木の実)のように、リング部分から溢れそうになっている感じを表現したかったので、かなり際まで石を敷き詰めた繊細なセッティングになっています。




そしてこちらは、レースの繊細なフリルをプラチナとダイヤモンドで表現したリング。イメージを伝えるミーティングで最も難航しただけあって、出来上がった時は職人さん達も私も「やった....完成〜!!!
(感無量)」となってしまい、もちろん顧客様もとても喜んで下さった思い出深い一点です。

 

来年も、沢山のご縁を大切にしつつ、美しいジュエリーを皆様のお手元に届ける事が出来ますように。どうぞ良いお年をお迎え下さい*










2011-12-19

Flowers Christmas Party*



Last weekend, we attended the Nicolai Bergmann's Christmas party♪
Nikolai's flower arrangements made me feel as if forming a huge dense of plant's energy.....and his demonstration, it was so exciting!  


すっかりクリスマスモードな年の瀬ですが、毎年この時期は制作のピークとなる為、スケジュールは工房とアトリエの往復ばかり....
という週末に、友人から一足早いクリスマスパーティのお誘いが♪
フロリストのニコライ・バーグマン氏主催のこのパーティ、ご本人のデモンストレーションも予定されており、これはぜひ拝見せねばと
ワクワクしながら青山の旗艦店へ。

流暢な日本語でトークをしつつ、スカビオサや紫陽花をグリーンでまとめたブーケ、色とりどりのラナンキュラスを並べた上に松葉を散らしたアレンジ、50本ものチューリップを束ねたブーケ等々....どれも10分程であっという間に完成してゆくニコライ氏のパフォーマンスと、どこまでも密度の高い花のブーケには本当に圧倒されてしまいました。










And my favorite arrangements:
Some of cloud of pine needles and white delicate flowers, using a small deadwood as a base... so poetic, and looks avant-garde*



素敵だったのが、枯れ木の鉢植えをベースに、球状にまとめた松葉とコデマリでしょうか、小さくて白い花をあしらったアレンジメント。斬新かつ詩的なアプローチにイマジネーションが刺激されます....(*w*)






デモンストレーションを堪能した後は、会場でワインやフィンガーフードを頂きながらの楽しいひととき。沢山のお花やグリーンに加え、枯木のオブジェや苔、天井からリボンで吊るされた松ぼっくり等で埋め尽くされた会場は、まるで森か洞窟の中に迷い込んだように不思議な雰囲気で、美しい植物達からエネルギーをもらったような気分でした♫


      




お土産に頂いたボックスアレンジメント。アトリエに飾って楽しんでいます♡ リフレッシュさせてくれた友人に感謝....♪




2011-12-14

祖父のタキシード



少し前の出来事ですが、帰宅すると自宅に大きな荷物が届いていました。中には年季の入った英國屋の衣装箱がいくつか。カドもぶつけたり剥落していて、かなり昔のもののよう....




ぼろぼろの箱を開けると出てきたのは、沢山のオーダースーツと、フレンチメゾンのタキシードに蝶ネクタイ、クロスタイにカマーバンド。何と数十年前に祖父が着用していたタキシードや小物達だというのです。

家族に聞いた話ですが、真珠の宝飾ビジネスを手がけていた祖父は、サロンでパーティ等を開催し(今で言う催事でしょうか)このタキシードを纏ってマダム達をおもてなししていたのだそう。祖父が亡くなった時、形見分けで遠縁の親族の所に渡ったものの、当時はさすがに普段使いできるアイテムではなかったせいか一度も使われずに仕舞われており、今年になって私の手元に届けられたのでした。





私が大きくなる頃に祖父は既に引退していましたので、華やかなタキシード姿を見た記憶は残念ながら残っておりませんが、香水を好んで使っていたり、大柄のスカーフやタイ、帽子やステッキを幾つも持っていた "伊達男" のイメージは子供心にも何となく残っています。存命だった頃には、まさか私が自分でアトリエを開くとは夢にも思わなかったであろう祖父の小物達を身につけて、私も顧客様をお迎えしてみようかしら....*



2011-11-23

Color palette


I just selecting stones size.... it's so hard work. Orangish bright yellow, canary yellow, greenish lemon.
What a beautiful color palette made of precious stones!



来年の新作用に、カラーストーンを石合わせ中です。
まずはイエローサファイア。黄色といっても、山吹色から鮮やかなネオンイエロー、かすかに緑がかったレモン色と、まるでカラーチップのように色分けされたカット石が袋一杯に詰め込まれており、この中から適したサイズと、更に輝き&色の濃さも揃えなければなりません (*_*;)






最初に石屋さんのシーブという道具で、大まかなサイズを選別します。社長自らやって下さるので、さすがにスピーディ。あっという間に4段階のサイズに分けてくれました。が、ここからが長い道のりです....。




大まかに分けられたサファイアを1つ1つピンセットでつまみ、測定器に入れて誤差の大きなものをはじきます。この作業は慣れると手早くできますので、黄色い石を分けるときは何故か“ひよこの選別”を連想してしまいます(笑)

黄色を3種類に分け終わり、つぎはオレンジ、ピンク、グリーン。この日一日がかりで絵の具パレットのようなカラーストーンの袋が幾つも出来ました。沢山の色を使った来年の新作、早くお目にかけたいです....♫









2011-11-17

Chaos


Now, my atelier is chaos.... I'm making some style sheets for new jewelry series of my client. On the desk, there are huge quantities of drawings of next new collection, but I can't take it's snap! 


ただ今ディレクションジュエリーのスタイリングシート作成中。この作業、広いスペースが必要になるので、切り抜き作業は床の上....かなり雑然としております(笑) ちなみに、メイン机の上は来春の新作デザインが積んであり、こちらはまさにカオス状態。混沌っぷりをお見せしたいところですが....ご想像におまかせいたします(^_^;)





2011-10-31

アール・デコの館 -the Art Deco residence-



11月から改修工事で休館となる東京都庭園美術館が、週末3日間のみ夜間オープンとライトアップをすると聞き、最終日の前夜にすべり込みで行ってまいりました。期間中は普段公開されていない客間や浴室なども見学でき、撮影もOK。ワクワクしながら、トワイライトタイムを待って美術館へ。昭和8年に朝香宮邸として建てられたこの庭園美術館、実は子供の頃から家族に連れられて数えきれないほど訪れた懐かしい場所でもありますが、夜の時間帯に来たのは初めて。宵闇の中にライトアップされた外観はドラマティックで、また違った印象を受けます。当時撮影されたフィルムを外壁に映写し、大勢の人たちが静かに鑑賞している様はとても優雅で、昔の雰囲気を思わせます。
日本のアールデコ建築を代表するこの建物の内部には、ルネ・ラリックによるガラス装飾や巨大な香水塔、「ウィンターガーデン」と呼ばれるモダンな内装の温室など、見どころが沢山。今回は夜ならでは、アールデコの象徴とも言える"光"にフォーカスして館内を見て回りました。













ガス灯から電灯へ。直線的で幾何学的なスタイル、堅固な素材と同様に、"光"すら量産できるようになったアールデコという時代は照明デザインの可能性も一気に飛躍したのだと思わずにはいられない、美しいライトの数々に時間を忘れてしまいます。
大小の客間に備えられた様々なシャンデリアやスタンドが室内全体を明るく照らし、一方で居間や寝室などに吊り下げられたペンダントライトはプライベートな空間に何とも言えない陰影を描き出していて、当時の宮様の優雅な生活を想像させてくれます。階下に降り、ふと気づくとどこからかラヴェルのパヴァーヌが流れてきます。1階客間では室内楽の演奏が始まっており、いっそう雅な雰囲気に♪




ラリックのガラス扉越しに見える、静かに談笑する人影。当時もきっと、こんな風に催しが行われ、夜が更けていったのでしょうか...(*w*)






書庫のペンダントライト。球体のデザインは他の部屋でも使われていましたが、どれもよく見るとガラス部分に細かい細工がしてあったり、つり下げている鎖に装飾が施されていたりと、ため息が出るものばかりです。ヨーロッパの建築に見られる天井のレリーフも、換気口の役割を兼ねた作りに設えてあり、当時日本最高の設計技術と言われていた職人達の細やかな仕事ぶりを感じさせます。






金平糖のようなフォルムが遊び心を感じさせる、廊下のライト。天井に色ガラスが映り込み、ステンドグラスのような効果を醸し出しています。






通風口のなんと優美なデザイン....。やはりディテールに目がいってしまうのは職業病です(笑) 
全体のスタイルとしてはアールデコがベースとなっていますが、ラリックのガラス作品に見られるようなアールヌーヴォーの優美な曲線の名残だったり、宮家にちなんだであろう植物文様のアレンジや抑制されたカラーリング、かとおもうと大胆にも2色の石材をチェッカーボードに配した石造りの温室と、時代の過渡期特有の様々なテイストが巧みに融合し、不思議と暖かみと味わいのあるアールデコ建築を創り出しているように感じました。







御影石と大理石で覆われた3階の温室には真紅のテーブルと椅子が置かれ、今見ても充分スタイリッシュ !






帰る頃には辺りは真っ暗。正面入り口のパネルが映えます。
リニューアルオープンの日程はまだ未定との事ですが、補修工事を終えてまたここに通える日を楽しみに...♪











2011-10-19

La Sorcellerie des Pelotes de Laine*


My friend Yoshie Shichiji, a dyeing artist of yarn  will hold a solo exhibition in Paris !! Her creations are dyed from natural herbs, woods, and vegetables etc, you can feel the warmth and harmony of nature from these yarns.
Please check the following date of exhibition !


Yoshie SHICHIJI
La Sorcellerie des Pelotes de Laine
- Couleur de Teinture Naturelle Japonaise-
2011.11.3-14  at TENDANCES(8-12 rue Bertin Poiree 75001 Paris)







染色作家の七字良枝さんが、今年もパリで個展を開きます。自然の草木、ハーブ、野菜で染められた毛糸はどれも優しい雰囲気で、鮮やかな色同士を組み合わせても不思議となじむのです。(アップルミントなど、ミント系のハーブで染めた毛糸はほのかに香りがするのでそれもまた素敵です...♪)

今回は「La Sorcellerie des Pelotes de Laine(毛糸だまの魔法)」というテーマで、草木染の毛糸だまがストールへと変化し、更に何色かの毛糸を編み込んで生み出される新たな色彩のハーモニー "色の魔法" を楽しんで頂きたいと、良枝さんは仰っていました。

展示方法もユニークなものになりそうで、今からとても楽しみ。去年の「100色の毛糸」展も好評を得られたとの事、今年もぜひ成功されますように♫

会場など詳細は、上記のリンクをチェック下さいませ(^_^)




2011-10-12

嬉しい出来事♪



The most romantic season with the osmanthus flavor, will come to an end soon. Milan and Paris Fashion Weeks ended last week, so I was released from timeline of Europe & internet, and finally, we just completed VIP's couture-ring. 
It has delicate detail, we had to spend for an immeasurable time… We celebrated completion of the jewelry like tulle ruffle of diamond with its owner. but... I'm already starting next abstruse design. 
Artisans, looking forward to it *


金木犀の甘い香りがだんだんと薄くなり、気づけば10月も半ば。
通常のクチュール製作に加え展示会後の納品、更に先週まで開催されていた来春コレクションウィークのチェックなどなど(まさにリアルタイムでランウェイの映像が見られるので、日本に居ながら体内時計は欧州時間になってしまいます)...に没頭していると、あっという間に季節が過ぎてしまいます(^_^;) 
クチュールジュエリーは約3ヶ月の製作期間をかけたお品を納品させて頂き、ようやくアトリエの方も一段落いたしました。長い間待ち続けて下さった顧客様にも、チュールレースのように微細なニュアンスが表現出来るまで、何度もやり直してくれた職人さん達にも、今回は本当に感謝です* 





そしてもう一つ、今日はとても嬉しい事がありました。
商品のクリエイティブ・ディレクションをさせて頂いているHifumi Jewelry さんへ打ち合わせに伺ったのですが、ミーティング中に専務からちょっとこれを見てと渡されたのが、写真の可愛らしいサンプルセット。



中には....ウェブショップの商品を紹介したカード、携帯電話用の読み取りQRコード(アドレスを打ち込まなくても直ぐページが見られるように)、割引券、の3枚がリボンで留められており、ジュエリーを磨く布ポーチにも手作りのPOPが 。
このセット、会社のウェブショップ部門のセールス拡大のために、商品開発チームのメンバーが販促ツールを考えてプレゼンをして来たのだと、嬉しそうに仰いました。




実は今年になってから、開発チームとして社内のメンバー数名(これから伸び盛りの、キラキラしたマドモワゼル達です♪)と毎月ミーティング&勉強会を重ねていたのですが、思わぬところで形になった彼女達のポテンシャルにびっくり (*o*)

一つの企画やプロジェクトに限らず、アイディアを形にしてトップに説明するというのは、プレゼンテーションの訓練をしていても、なかなか勇気のいる事です。まして誰かに指示されたのでなく、自発的に取り組んでくれた事に、専務も私もちょっと感動してしまいました。コストをかけずにしかも “可愛く” 見せるにはどうしたら良いのか。自分たちと同世代、あるいはもっと若い女のコ達が、何をもらったら嬉しいのか、どんな方法なら 響く” のか。彼女達が考え、工夫して作ったパッケージは、小さいながらも販促ツールとしての完成度は高く、頑張りが見えるようでした。ささいな事かも知れませんが、こうした小さなチャレンジの積み重ねはきっと将来、自信に繋がってゆくのでしょう。ヘアサロンやカフェに置いてもらう予定のこのサンプル、どうか良い反響が返ってきますように!!





2011-09-24

旅のいろいろ。その3 〜Grasse〜



Morning, 7:46. I took the TGV again from Gare de Lyon, through Cannes, arrived Grasse five hours later. Grasse had evolved with improved technology of flavoring in tannage from the 16th century, nowadays known as the most famous town in the long history of perfume industry.

In fact, Grasse has produced most of the high brand perfume in the world even though it is a quite small town.
If you have visited there, you can notice a thin veil of scent wrapping the streets....it's flowing from countless perfumeries's perfumes, soaps, and essential oils.


朝、7:46。リヨン駅からTGVで南仏グラースに出発。約5時間
かけてフランス国土を縦断し、地中海岸のカンヌを経由して香水の街グラースへ入ります。
16世紀になめし革の香り付けから発展し、今では香水産業地として長い歴史を誇るグラース。世界のハイブランドの香水もほぼこの地で作られているだけあって、特に旧市街はあちこちに古い蒸留機がオブジェとして並び、大小様々なパフューマリーから漂う香りがふんわりと街全体を包んでいるかのよう。







It was my first chance of creating own perfume  ​​at the perfumery  Galimard "Studio des Fragrances". trees and grass aroma variety, animal scents, the scent of countless flowers - in particular lilac, jonquil, peony, these scents with solemn sensuality evoked my imagination...what a wonderful experience !!

今回はジュエリーのインスピレションを得られればと、老舗ガリマー社で調香体験をさせてもらいました。ずらりと並べられたエッセンスのボトルが圧巻です(*o*)





     



調香は、最初に香るトップノート〜ミドルノート〜最後に肌に残る
ラストノート、と三段階に変化する香りのプログラムを、一番最後のベースから組み立てて行きます。なので、自分の中で描いていたストーリーを映画の逆回しのように思い浮かべながら調香スタート。

プロの調香師が使うエッセンスのように一滴ずつ加えて確認して...というデリケートな作業を想像していたのですが、ここにあるエッセンスは初心者にも扱いやすいよう、アルコールで薄めてありました。なので調香師のマダムに相談しながら、ビーカーとメスシリンダーを使ってどんどん足して、攪拌して、香りをチェックして....とさながら科学の実験。

ベースに木々の香りとビーンズ、ミドルには5種類の花と薬草を加えて一段階ごとに香りを確認すると、穏やかながら甘く漂う不思議なニュアンス。マダムはとてもフランス的でエレガント、と言って下さいましたが、日本では少し重たく感じるかも...と、トップノートには野生のハーブや柑橘類を加えて少しだけ爽やかさを出してみたのですが....さてどんな仕上がりになったでしょう。2週間ほど寝かせて、それぞれのエキスがなじんでから香りを確認したいと思います*



ガリマー社を出て、次はゴードンへ。先日の撮影で知り合ったクルーの一人が南仏の出身で、ぜひ行った方が良いと勧められた"鷹の巣村" 、まさに崖っぷちに建てられた要塞です....(>_<)








ここにも香水の抽出機。グラースもそうでしたが、石鹸や香り袋は今もお土産品として色々なお店で見かけます。フランス国内からバスツアーで来る観光客の一団に混じっておみやげもの街を通り抜け、城壁ぎりぎりまで近づいて作品撮影。ジュエリーが落ちないよう、ドキドキしながらも無事撮り終えた写真達は、また個展等でお目見えする予定です。
ブログ右側の「タビノキロク」にも、そのうち登場いたしますので、ぜひチェックしてみて下さいませ*





おまけスナップ。ホテルのアメニティもガリマー。水彩タッチのイラストが可愛らしい♫




おまけその2。グラースの旧市街、オー・エール広場に面した骨董屋のご主人、日本語がとても流暢だと思ったら昔名古屋でサッカー選手をしていたフランク・デリュックス氏でした。アンティークのランプや食器、細工物が充実していて、骨董好きにはたまらないお店です♫



その3。帰国の日、パリまでの乗り換え列車を待つ間に、一瞬ですがカンヌ。


やや曇り気味のお天気でしたが、海岸まで行ってみました。南国の植物やクルーザーなど、やはりちょっと別世界 (*w*)







2011-09-19

旅のいろいろ。その2 〜Paris〜

(The summary of text is coming soon * )


楽しいハプニングのあったフラヴィニー村を後に、TGVで再びパリへ。移動の翌日以降に予定していた案件がこの日の夕方に変更となり、二日目は早くも一仕事終えた気楽さで (笑) ゆっくり過ごすことが出来ました。カーディガンが必要なくらいの涼しさと聞いていましたが、滞在中は夏が戻ったかのような暑さでとても快適♪ 朝早くにセーヌ川辺を散歩してみたりと、すっかりヴァカンス気分です。






そして週末は宝飾展示会 Print O'r の視察へ行ってまいりました。
会場は2区のパレ・デ・ラ・ボゥス。なんとフューシャピンクの絨毯がお出迎え。



この外観で何とな〜く想像はつきましたが、ゲートは警備員ではなく黒服のセキュリティチェック、エントランスにはホテルの朝食?と思う程スタイリッシュに出展者のための朝食ビュッフェが準備されている等.....バーゼルやヴィチェンツァなどの国際見本市では味わえない、エクスクルーシブな優雅さ、とでもいいましょうか.....
やはりフランス、独特の雰囲気です(*u*)




会場を出たところでモード番組とおぼしきカメラを担いだムッシュゥにキャッチされてしまいました;(今回、なぜだかカメラによく捕まります)回しっぱなしで矢継ぎ早に質問を投げてくるので、知っている限りの英語で答えるのに必死でしたが、さぞかしたどたどしいインタビューだったことでしょう...
どうか後で仏語の吹き替えをしてくれますように!!




インタビューに答えたのだからと、勢いで逆取材してみました。取材の方達もお洒落にドレスアップしていて、会場に溶け込んでいます♫





会場でもらったギフトバッグには今季のイメージヴィジュアルが入っていました。生地見本市プルミエール・ヴィジョンもそうですが、フランスのヴィジュアルはと〜ってもコンセプチュアル (*v*);  
これをどう市場に落とし込むか読み解くのも、また楽しいのです♪







パリのおまけスナップは....メトロ(地下鉄)の巨大ステンドグラス*




こちらもかなり大きめ、鉢植えのペリエ (笑)




今回宿泊したホテル、5区のサン・ジャック。この色使い!! クラシックなパリを感じさせます♡ 洗練されたデザインホテルも良いですが、フィルム・ノワールに出てくるような趣のある古いホテルが大好きなのです。

いつも利便性を考え1区のホテルにしていたのですが、改装してモダンになってしまったので今度からここを定宿にしようか、検討中....♪
(ただ、ベッドの飾りについている天使のレリーフの顔がやけにリアルで ....夜はなるべく目を合わせないようにしていました(+_+;)







旅のいろいろ。その1 〜Flavigny〜


I'm so sorry to late updating....
In this travel, I had a really amazing experience, and I  met wonderful people.
First, I would like to express deep gratitude to them.

The first part of my journey was in Flavigny,  a beautiful small village in Burgundy about 270km southeast from Paris. Flavigny has been elected "the 100 beautiful villages of France" , if you visit there, you can see the beautiful medieval remnants like a fantasy movie.


更新がすっかり遅くなってしまいましたが....今回のフランス滞在は本当に色々な出会い&出来事があり、土地ごとにまとめて様子をリポートする事にいたします*

まずはパリから南東へ約270km程のところにあるブルゴーニュ地方の小さな村、フラヴィニー。TGVでパリからモンバールまで行き、そこからタクシーで3~40分ほどでしょうか、アレジア古戦場や葡萄畑を眺めながら小高い丘に建つ城壁に囲まれた村の中へ。「フランスの美しい村100選」にも選ばれている、中世の面影を色濃く残す美しい佇まいです。



 





今回ご縁があって、フラヴィニーの伝統的なお菓子 “アニスキャンディ”を生産しているカトリーヌ・トゥルーバさんを訪ねてまいりました。下は「アニス・ド・フラヴィニー」のショップ。スモーキーなミントグリーンの窓が、まるでおとぎ話の家のよう♡






The reason I came to this village, to meet Madame Catherine Troubat who is the head manager of Anis de Flavigny. Their candy "Bon Bon anise" is one of the most favored candy in France with the various flavors and cute package.

So,  please looking at this picture you can imagine.
The magnitude, even slightly elliptical form, just as anise candy .... I was  really happy because madame Catherine enjoy my creation with empathy.
My jewelry collection "ADOPTION" has an appearance quite similar to form of Anis candy.



カトリーヌさんは1920年代より続くアニスキャンディ製造工場の3代目社長で、伝統的なお菓子に可愛らしいパッケージと様々なフレーバーを展開し、フランス中で愛される"アニスのボンボン"としてブランド化させた方。国内では様々なメディアにも取り上げられている、笑顔の優しいマダムです♪ (この記事の最後にフランスのニュース番組をアップしておりますので、ご覧下さい(^_^)

















アニスシードが一粒隠されたこのキャンディ、昔から大好きでよく食べていたのですが、実はご縁というのは、コレクションジュエリー「ADOPTION」のこの子。大きさも、ちょっと楕円のフォルムも、アニスキャンディと同じくらい....(笑) と、ただそれだけの事でこの子をカトリーヌさんのもとへ連れて行ったところ、とても喜んで下さいました。そしてこの後、予想もつかない展開に。


and an additional suprise,
I just joined a documentary program of Anis de Flavigny...! The movie will be airing in  June 2012 , I'm looking forward it *

ちょうど村に着いた同じ日に、アニス・ド・フラヴィニー社にはドキュメンタリー番組の為の撮影チームが入っていたのですが、カトリーヌさんにお会いした次の日の朝、写真作品を撮ろうと村を歩いているとカメラクルーの一人が走ってきて、何と一緒に参加してくれとの事!!(*o*)

.....と、言う訳で急遽、フランスのドキュメンタリーに飛び入り参加してまいりました(笑) かなりあたふたな状態でしたが、クルーの皆さんが親切で手際良く、あっという間に撮影終了。放送自体は来年の夏以降だそうで、さてどんな仕上がりになっているのか....かなりドキドキです(*w*)




撮影終わりにカトリーヌさんと、撮影クルーと一緒にスナップ。皆さんフットワークが軽く、仕事がスピーディ!!そして何より陽気です♫









オフショット。何か相談している時も、とにかく楽しそう(^_^)



オフショットその2。待ち時間に麗しいマドモアゼル達とおしゃべり中。二人とも、とてもフレンドリー♡





This is another movie Madame Catherine sent me after I was back to Japan. The website of Anis de Flavigny is follow. Please check it out !


帰国してからカトリーヌさんが送って下さったニュース番組。
「アニス・ド・フラヴィニー」ウェブサイトには日本語ページもありますので、ブルゴーニュやオーガニックスイーツにご興味ある方は
ぜひ、のぞいてみて下さいね♪