2012-12-25

Joyeux Noël☆



Did Santa Claus bring your favorite things? :) 
hoping your Christmas is happy & bright !!




ブログの更新が滞ってしまいすみません...今年は本当に"師走"という感じで、慌ただしくしているうちにクリスマスも過ぎてしまいました;
せめて気分だけでもと、妹からリアルなサンタクッキーの差し入れ♬オリジナルデザインのクッキーを作っているお友達の作品、サンタのヒゲのボリュームがリアルです♬♪


今日中に皆様にお届けする年賀状の準備を済ませましたら、あとは新作の原型チェックを残すのみ。もう一息、頑張ります* 
皆様良いクリスマスをお過ごしください...☆





2012-12-04

苦戦しております(>_<)*


あとひと月足らずで新しい年、師走は何かと慌ただしくなりますね。
先日、今まで使っていましたデザインソフトを最新版に変えたところ、
新しい機能が付き過ぎで全く使い方がわからず、悪戦苦闘中....
今後のヴィジュアルワークに役立てようと思っていましたのに、ものすご〜く時間がかかっております。
年内に使いこなせるようになるのでしょうか;


お店の方にもビックリされたのですが、私は未だに10年以上も前のMacをデザイン専用にカスタマイズして使っています。本体も中のソフトも最新版と比べるときっと不便なのだと思いますが、より便利なものに慣れてしまうと何だか自分の適応範囲が狭くなりそうで、新しくするのをちょっと躊躇してしまうのです。

例えばキッチンツール等も同じで、フードプロセッサではなくすり鉢でピューレを作ってみたり、野菜もスライサーやピーラーは怖いので全て包丁、といった感じ。(ピーラーNGはかなりレトロですが(^^;) 使い込んだシンプルな道具の方が安心ですし、手間をかける楽しさまでショートカットしてしまうのは勿体ないなぁと。


・・・ただ、PCに関しては新しいものを受け入れないと完全にガラパゴス化してしまうので(焦)今回はやむなくバージョンアップ。お店の方には「一刻も早く最新化して下さい!島から出られなくなります!!」とかなり心配されてしまいました(笑)









2012-11-20

New project*


Today, visiting a certain museum in tokyo. We just decided the place for our next year exhibition celebrating 10th anniversary of our atelier ! it's so exciting project♫ 


今年もあと一ヶ月とわずか。そして来年はアトリエの設立10年となる節目の年.....という事で、突然ですが今日は某美術館に来ております。

幸運も重なり、来年の夏に美術館ギャラリーの使用スケジュールを頂く事ができました。館内ギャラリーの一角ですが、今まで使った事のない広さと雰囲気に、下見の段階ですでにかなりのプレッシャーを感じつつ(笑) 
さて、この素敵な空間をどんな風に使おう...と、今からワクワクしております♫



The museum is located in a huge park, can see a beautiful view with a lot of greenery. 

建物の周辺は緑がたくさん。お天気も良かったので、のんびり歩いて散策してみました(^_^)








Beautiful contrast of green leaves and orange leaves...that would be the sight of boundary between fall and winter.


紅葉した落ち葉が緑に映えて美しい対比をなしています。秋と冬との境。
ふと、空の上で入れ代わる夏と秋の風を詠んだ、古今和歌集の一首を思い出してしまいました。粛々とうつろう季節の一瞬を捉えたらきっと、こんな風景なのではないかしら。







2012-11-15

ライトアップ☆


新作の図面と格闘してだいぶアトリエに籠っておりましたが、今日は久々の外出。ボジョレー解禁日という事もあり、何だか楽しい気分になってしまうのは旬のもの好きな江戸っ子だからでしょうか?(笑)
職人さん達との打ち合わせに熱中し、気づけば外は真っ暗....





駅前の広場が早くもライトアップされていました♬






2012-11-05

直前です...*






In a few hours, the Debut show will start on air! we are so excited...Here are new drawings for today's program*

『Colore Ricco』ファーストショーまであと数時間....ワクワクドキドキです(>u<)
デザインスケッチをちょこっと公開♬






2012-10-29

Exclusive salon ♪



Last week and the week before, we had participated in the  exclusive jewelry exhibition organized by the department store.  It was so interesting experience for us, chartered a long-established japanese restaurant and setting open-style display on tatami-floor!

Thank you for the all people who gave this wonderful opportunity and helped us.




先々週と先週、百貨店主催の宝飾展に参加させて頂きました*

完全招待制のサロンに出展するのはかなりドキドキでしたが、サポートして下さった卸の方や外商さん、皆さんに助けて頂いて何とか乗り切る事が出来ました。

老舗料亭を借り切っての展示会というのも初めての体験。オープンスタイルで、色々お話しさせて頂けました。そしてデザインコンセプトをとても気に入って下さった素敵なお客様との出会いもあり、また次のステップに進めそうな予感も♪
出展に尽力して下さった皆様に感謝です* 有り難うございました!





サロンでの展示風景。今回は"Des Sucreries"にフォーカスし、飴がけのようにキラキラ光るチュールレースでディスプレイをコーティングしてみました♬






To "Des Sucreries" series, the new model has been added.... kiwi cake!
Would you try a taste?


このサロンに向けて新作もお目見えいたしました。
下段の"ガトー・キウイ"です(^_^)









2012-10-04

flowers *


  I just got a lot of flowers from my customer. How beautiful !!



午前中に納品をさせて頂いたお客様のご自宅にちょうどお花屋さんが入っており、生花をたくさん頂いてしまいました♬
両手いっぱいに抱えて持ち帰り、友人宅にもお裾分け。花瓶3つに分け入れてリビングや窓辺に飾りましたら、なんだか優雅な気分です(^_^)
有り難うございました*




白とピンク系のユリはまだ開いていないつぼみが幾つも着いているので、数日後にはもっと華やかな姿が楽しめそうです....♪ 





2012-09-28

L'espace de fleurs et d'oiseaux



I visited to the exhibition "The space of flowers and birds"  being held at Paula Annex Gallery in Ginza.
Robot designer Tatsuya Matsui's installation is consisted of natural flowers and birds robot. Between the overwhelming force of branches and foliage & fiery gloriosa lily, the bird robots are obscurely swinging their head (they just gaze round ....so humorously!!)




先日打ち合わせの帰りに、銀座のポーラアネックスギャラリーにて開催されている『花鳥間』展へ寄り道してまいりました。
ロボットデザイナー松井龍哉氏による、草花と小鳥のロボットとで構成されたインスタレーション。鮮やかな炎のようなグロリオサと紅葉した枝の圧倒的な迫力の中で、ユーモラスに首を振る小鳥のロボットのなんとも言えないほのぼの感....(>u<) ちょこんととまっている小鳥達を覆う様にうねる植物の力強さが際立ちます。
フラワー・ロボティクス社の生み出すロボット達は、まるで関わることで人や自然の存在を引き立たせる空気感を持っているかのよう。








She is "Posy"... I have wanted to meet her  for a long time. Surprisingly, her innocent appearance made me feel so sentimental.
- "POSY" is capable to express a 3years old girl's pure view of the world and completely change the surrounding atmosphere. It is not "Posy" that makes it happen, but viewers are drifting around in their mind.- 
This is the word of Mr. Matsui. True to his words, I also might be seeing the image of innocent girl my own through this small robot unconsciously.





ずっと会ってみたかったフラワーガール、POSYとも念願のご対面。


「POSYは子供の持つ無垢な世界観を発散させているのではない、見る人が彼女を通して自己の内面を浮遊しているのだ」と言う松井氏の言葉通り、私達の視線は抽象化された彼女の姿を透過し、私達それぞれの持つピュアな少女のイメージを捉えているのでしょうか。今回の展示では電源が入っていないため、幼い子供のしぐさそのままに少し上の方を見上げて、ただ佇む姿のPOSY。ずっと見つめていると何だか感傷的な気持ちになります。







インスタレーションに使われている草花は、この週末から白い花に展示替えだそう。10月21日まで開催されていますので、POSYに会ってみたいという方は是非。他にもジュエリーやお洋服のディスプレイロボット Paletteや航空機スターフライヤーの模型なども展示されていますので、おススメです*


『 花 鳥 間 』-The space of flowers and birds-  松井龍哉展
 〜10/21(日)  於:  ポーラミュージアムアネックス
   (東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F)








2012-09-17

Jewelry case renewal *





Jewelry cases of my label are changed new color!

From simple design of pale beige  with suede, it was brushed up to pearly white &satin feel a little elegance. I'll be happy if you also love this new one (^_^)



ジュエリーケースのデザインをリニューアルいたしました♪

今までアトリエで制作したジュエリー達は、淡いベージュのシンプルなケースに入れて納品をさせて頂いておりました。
肌の色に近いスエードの中布も気に入っていたのですが、今後の展開も考え思いきってリニューアルオーダー。先日届いた新しいケースは、パールの入った華やかな白♪ 内側もサテン生地で、よりエレガントなイメージに。ハイジュエリーとも相性良いかしら....と思っておりますが、いかがでしょう?








Inside of the box....Necklace  "Gene" is in there. And,r ing case with "Gene" chain rings.



ジュエリーを納めるとこんな感じです。コレクション『Gene』から、ネックレス グランデと2種のリングを飾ってみました♬



2012-09-03

Yokohama art stroll - 横浜アート散策 -




制作に没頭しているううちに、9月になってしまいました...!ブログの更新が滞りすみません(>_<)
高島屋ギャラリーで開催されているルパン展のチケットを頂いていたので
気になっていた奈良美智さんの展覧会も回ろうと友人達と横浜へ。
どちらの展示も内容が充実していて、時間をかけて楽しめました*








まずは高島屋の『ルパン三世展』。 会場はとても込み合っていて人気の高さが伺えます。とても興味をひかれたのは会場に展示されていた最初の企画書にある走り書きの数々。「ヒロインの服装はO.A.時点でのトップモードにするためファッション関係のブレーンを集めて下さい」「タバコの銘柄は日本で流通していないフランス製のものを」など、またルパンの来ているジャケットがピエール・カルダンのオートクチュールだったのも初めて知りました。子供の頃に漠然とカッコいいな、と思ったスリムなジャケットやちょっと丈が短めのパンツにはこんなこだわりが隠されていたのかと納得。ハードボイルドながらどこか抜け感がありスタイリッシュ、という作品の世界観が緻密に構築されているからこそ、大人が見て楽しめる作品になっているのですね♬


会場は撮影禁止なので、1F入口にあった等身大のルパン&次元をスナップ。ニヒルなポーズの隣にはなぜか秋物を着たプロパーのマネキンが直立していて....ちょっとシュールなコーディネート(>u<)





こちらは横浜美術館のエントランス。奈良さんの巨大なセラミックオブジェがお出迎えです。



今回の展示で初披露となった彫刻群を含む109もの作品を堪能できる美術家 奈良美智さんの大規模な展覧会、『君や僕にちょっと似ている』というタイトルの微妙な距離感に、にやりとしてしまいます。
巨大なブロンズ彫刻の頭部が醸す量感は圧倒的で、この作家の本質は頭部に凝縮されており、ひょろりと頼りなげな手や身体は元々いらなかったのかも。。。。と思わずにいられませんでした。平面作品も、特に100号以上のカンヴァス画に描かれているのはもの言いたげな、達観した表情の人物像。ドローイング作品に表現される、攻撃性を含んだ子供のポップな可愛らしさとは別物のそれは "こども"というより何か別のもののように思えます。

ルパン展は今日まででしたが、奈良美智展は今月23日まで会期がありますので、ご興味ある方はぜひ♬







横浜美術館は常設も見どころが盛りだくさんで、気づけば外は真っ暗...。久々にアート作品に触れ楽しい時間を過ごせました*




サルバドール・ダリの『Hommage à Newton(ニュートンへのオマージュ)』。遠心力によって解体されてゆく人体の美しいライン。さすがの創造力にびっくりです(*o*)



何とルネ・マグリットの『レカミエ夫人』を発見! 撮影もOKで嬉しいかぎりです♪







2012-08-07

残暑お見舞い申し上げます*


Late summer greetings - hope you had a nice vacances!!


暦の上では「立秋」ですが、あいからわず強烈な陽射しに溶けてしまいそうな毎日.....ゆったり泳ぐアクアマリンのウミガメに、涼を感じて頂けたら幸いです♫




















とは言いながら、昨日は久しぶりの大雨が降り、少しだけ気温の下がった過ごしやすい夕方でした。人の感覚が察するよりもっと繊細に粛々と、季節は移ろっているのかも知れません*
最近気分転換に流し読みしている『古今和歌集』、ちょうど夏歌の最後を飾るこの歌を読むと、何となく空を見上げてしまいます。

 夏と秋と 行きかふ空の通路は かたへ涼しき 風や吹くらむ <躬恒>


変わりやすい空模様にお気をつけてすごしやすい秋の訪れまで、皆様どうぞお体ご自愛下さいますよう。







こちらは昨日の雨で、草むらに散らばった無数の滴。
デコルテにのせてネックレスに...と言いたいところですが、青々とした葉の上にあるからこそ、美しいのでしょうね♪



2012-07-31

「天魚の羽衣」




Between thin and airy silk,  the shadow of  countless fishes  floating...it makes forget  today's scorching sun & heavy humidity.
These beautiful goldfishes are painted for the anniversary exhibition "hagoromo goldfish" by Ryusuke Fukahori at matohu flagship shop.   Mr. Fukahori is generally known by one video called "Goldfish Salvation".  As this video, the most famous his work is goldfish which is drawn with amazing 3D-technic in clear resin pour into wooden boxes.
These creations has known as confined pieces of traditional Japanese image, giving the impression of a very ephemeral beauty and surprise.  But  in this exhibition, his goldfishes are swiming fantastically in the very thin silk...its new sight of his work.














matofu 表参道本店にて開かれていた「天魚の羽衣」展、またも最終日にすべりこみ。炎天下の焼けるような陽射しや、じっとり重たい夏の空気を一瞬忘れるような、ひんやりとした空気が会場を包んでいました。


升や猪口を器に、水に見立てたクリアレジンを流しこみ、そこに鮮やかでリアルな金魚を出現させる美術作家の深堀隆介氏。制作風景を動画にした「Goldfish Salvation (金魚救い) 」で広く知られる彼の「金魚」シリーズが、東コレでもオリジナリティを放つmatofuの旗艦店に展示されるとあって、これはぜひ見てみたいと思っていたのです。


実際に間近で観る「金魚」の存在感。
巨大な金魚のペインティングも素晴らしかったのですが、手のひらに乗るほどの器の中に描かれた小さな小さな魚影は、観る側の脳に直接リアルな金魚のイメージを送ってくるような、不思議な感覚。この会場のために新たに制作されたという薄い絹の"羽衣"に描いた金魚達は、うっすらと靄のかかる空間を自由に浮遊しているようで、とても幻想的でした...*

















2012-07-15

Making of "order-made jewelry"♪



The last few months, spending almost time in the studio....for  making of several order-made jewelry.

Here is a luxury piece reached the climax of the making.
This complex design appeared front of us finally through several times form check, but....
 My goodness!! for setting diamond in all the visible portion, we have to deconstruct this difficult puzzle again! (>_<)


ここ1ヶ月程はクチュールジュエリーの制作が重なり、アトリエに籠りきりで諸々作業中です。連休明けに仕上がり予定の図面はまだ机に積んでありますが (焦)  今回は製作工程を少しだけスナップでご紹介いたします*


















現在、佳境を迎えているピースがこちら。
かなり大振りでデザインも複雑な為、スケッチからワックス模型、メタルでの造形に入り数ヶ月かかってようやく全体像が見えてまいりました。
....そしてこの後、表面にダイヤモンドをびっしりとセットするために、土台まで一度バラバラに分解し(!!)組み立てながら石を留めていく、というまだまだ長い道のりが待っています(^_^;)






下の写真はお預かりした石の型取りをしているところ。
特殊な形だったり、特に取り扱いを慎重にしなければならない宝石はこうして型取りし、トレースした模型の石に合わせて枠を作ります。

オートクチュール制作では、お客様がお手持ちの石を使う場合もありますので、所有される方の趣向の変化やトレンドを取り入れつつ、その宝石の新しい魅力を引き出す事も大事なポイントなのです。

時には輝きを加えるためダイヤモンドを足したり、カラーストーンと組み合わせて石の持つ雰囲気を変化させてみたり....お客様とご相談しつつ、次の世代にお渡しすることも想像しながらデザインを決め、こうした製作工程を経て完成へ。何となく着けずに仕舞われていた美しい宝石達に、新しいドレスを着せてお返しするような、そんな気持ちです♪







These, taking a "mock" special type of Gems. and below photo is arranging taper cut diamond.

こちらも古い枠に使ってあったテーパーカット(台形)のダイヤモンドをクリーニング後、デザイン画に合わせて形を選定しているところです。










..and, extra snap*
A souvenir from my childhood friend living in NY♫



おまけのスナップ。
ずっと籠っている私に、NYから帰省している幼なじみからのお土産、FIKA のヒマラヤ・ソルトチョコレート♡
カカオのビターな風味にミネラルたっぷりの塩が元気をくれます(^w^)






2012-06-30

The backs...







The mid of rainy season....After work, I went to Yushima-Tenjin.
This day is during the period of summer purify ceremony called "NAGOSHI -NO-HARAE".
there is huge hoop made of thatch on the front of shrine, we go through this hoop in a traditional way.

Also Yushima-Tenjin is one of the shrine enshrining Sugawara Michizane, the god of study.  So we can see the decoration of ume-flower & cattle (they are typical attributes of this god) everywhere in there.




フォルムチェックを終えた今日の午後、少し時間が出来ましたので、ふらりと湯島天満宮へ。ちょうど『夏越の大祓』という神事を明日に控え境内には大きな茅の輪が設えてありました。さっそく参拝客に習って手水舎でお清めし、輪をくぐってみましたら...真新しい茅のいい香り♪ ぐるぐると左右に円を描いてから本殿へお参りいたしました。

いつも仕事で近くまで来るというのに、こちらをお参りさせて頂いたのは実は初めて。天神さまと付くからには菅原公の...といい加減に想像を巡らせつつ境内を散策していると、そこかしこに梅を象った装飾や、牛の像など道真公のアトリビュートが。奥には梅園もありました。
東風の頃には、きっと梅が満開になるのでしょうね....♫









After looked around some beautiful ume ornaments in there, I found a pair of fabulous stone dog called Komainu*
Here is a few photos of them...carly manes, quite large and coquettish faces, how cute they are!  though the bright green moss grows on their backs, it's a most simple symbol that represents the beauty of "Wabi Sabi".

ふらりと寄り道した理由は、この子達。造形のイメージを膨らませる為、狛犬様を見学です。四肢がそれ程長くないのに、なんでしょうこの躍動感...(*u*) 
くりくりとしたタテガミや太めの前足が可愛らしくも見えます♪




こちらは枝が繁って顔が隠れていたため、木の下に潜り込んでスナップ。背の方はうっすら苔むしていて、まさにリアルな"寂び"の状態。










本殿の屋根には対照的に鮮やかな、獅子の木鼻。どちらかというと、普段自分の意識にささる"日本なもの"の好みが侘び・寂びに寄りがちなので、この金と原色使いの鮮やかな装飾にはルーツであるアジアの宗教美術の名残を感じます。このヴィヴィッド感を屋根に残しつつ、外観は総檜造りの静謐な趣を備えていて、とてもシック。






菅原公といえば、梅に牛。手水舎の脇に、そういえば居りました、"撫で牛"が。穏やかな表情と、肉感のみっしりした重量を感じさせるフォルム。







"The stroking cow",a bronze statue of cow have a so feminine shape.  Her back as gentle hill which evokes the Dominique Ingres's women.  don't you remember "Gran Odalisque" or  "The Valpinçon Bather" ?

この後ろ姿。アングルの描いた『グラン・オダリスク』や『ヴァルパンソンの浴女』を連想してしまいます...!!






おまけスナップ。何と泉鏡花の筆塚もありました。





おまけその2。梅園の地面いっぱいに落ちた実を食べに来ていた雀。
.....かなり近くまでよってみました♫



2012-06-18

託されたもの



先週、懇意にさせて頂いていた色石の業者さんが活動拠点を海外に移すという連絡を貰い、出国前に急遽アポイントを取りつけました。香港出身の社長さんとは10年来のおつきあいで、カラーストーンの選別方法を教えて頂いたり、海外市場のリアルな情報を伺ったりと本当にお世話になっていただけに、このご決断はかなりショックです....


原石の段階で上質なものだけを買い付け、自社工場でカットするというスタイルだからこそ可能な、プロポーションの良いカラーストーン。社長さんの扱う色石は、輝きの美しさが一目瞭然なのです* けれどナチュラルカラーのサファイアやダイヤモンドカットを施したセミ・プレシャスストーンなどは一般的な市場価格よりどうしても割高になるため、なかなか需要がなく商売が難しいのだそう。確かに「バリュー感」か「素材の希少性」に二分化する今の国内ジュエリー業界では、"美しさ"を付加価値として提案する事が、シンプルゆえに難しくなっているのかも知れません。


次の帰国がいつになるのか未定の為、ちょっと早いのですが来年のコレクションに使いたいなと思っていた、とても魅力的なカット石をあるだけ購入させて頂きました。
あまりに綺麗なのでここでお見せしたいところですが.....来年のお楽しみということで、ワントーンのスナップで失礼いたします*







取引を始めた当時は、まず色合いを私が選び、次に社長さんにカットのクオリティを見てもらって良い石を選別するという方式をとっていましたが、次第に見よう見まねでカットも自分でチェックできるようになり、最近では色合いをとるか、全体のバランスを合わせるかで迷ったときにだけアドバイスを貰ってみたり。同時に海外の業者さんと取引する時のコツや、時にジュエリーに対する哲学も伺いながら、カラット数を増やした分価格の駆け引きも試みて、心地良い緊張感の伴う"石の取引"の醍醐味がようやく味わえるようになってきただけに...とても残念でなりません(;_;) が、ご縁はまたどこかでつながるもの。社長さんの新天地でのご成功を祈っております*


ルース(裸石)の状態でうっとりする程の色合いをもつこの石達。託されたこれらを活かして"美しいもの"が創り出せるかどうか....ここからは自分の領域ですから、頑張らねば!





2012-06-03

My "City Guide"♪





忘れた頃にやってくるKLM(オランダ航空)のカスタマイズギフト。エールフランスとKLMは提携しているので毎月ニュースレターは届くのですが、KLMのオリジナリティあるカスタマーサービスにはいつも楽しませてもらっています。少し前、フライト予約時に座席の隣の人を選べるというサービスがニュースで話題になったりしていましたが、かなり斬新な試みゆえ、大手では難しいかも...というサービスも提供してしまう、ちょっとエッジィな所もまた魅力です。そして何より印象的なのが、簡潔なのに愛嬌のあるデザインとカラーリング。ディック・ブルーナを生んだ国というイメージにふさわしい色彩はエールフランスの大人っぽくてエスプリの効いたヴィジュアルともまた違う、ほのぼのした雰囲気なのです。


今回は自分の好みに合わせてシティガイドをカスタムしてくれる、というもの。訪れた都市の過去のデータから、滞在の目的、趣味嗜好などを打ち込んでおくと....




お薦めスポットがリストアップされ、ミニブックになって届きます♫
中身のリストや地図は仏語ですが、表紙はちゃんと日本語でデザインされていて、名前も入っているのが嬉しいですね....ジュエリーとは全く異業種ですが、このサービスのきめ細やかさやサプライズ感、学ぶべきところが沢山あります(*w*)



ここ最近、企画とスケッチと図面の同時進行であまりリサーチの時間が取れていなかったのもあって、パリのアートシーンやナイトライフ情報がつまったガイドを見ていると....何だか旅に出たくなってしまいました*