2018-05-03

Whisper of materials@東京ステーションギャラリー

前回のお知らせから1ヶ月、久々の更新になってしまいました^^;

工房での打ち合わせ帰りに少し時間が出来たので、東京ステーションギャラリーにて開催されている建築家 隈研吾氏の展覧会「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」を鑑賞してまいりました。

会期終盤(6日までの)に加えてGW中とあってかなりの混雑でしたが、代表建築を図面や実寸模型と共に公開、会場内は全て撮影OKという、隈氏の制作コンセプトを肌で感じられる貴重な体験でした。








初めて目にした時に度肝を抜かれた『地獄組み』の実寸模型。杉材の直線が持つシャープさと複雑な組み構造が相まって、至近距離で眺めていると目眩を起こしそうな迫力;;;






スターバックスカフェ 太宰府天満宮表参道店の縮尺模型を内側から覗いたスナップ。外壁がクリアになっているので内部まで続く木組みの様子がわかります♫






杉材の伸縮に逆らって組むことで建物の歪みを抑え強度を増すと言われるこの構造、理論ではわかっていても実際に一本ずつ削って組み合わせてゆくことを想像すると....緻密な作業工程に溜息が出ます(*o*)









まるでクラゲの内部にいるかのような移動式茶室「浮庵」。
超軽量のオーガンジーは人が通るたびにふわふわと揺れ、浮遊感を醸し出しています。ちょうど新茶の季節、この茶室で野点をしてみたら素敵でしょうね^^














会場に掲げられていた隈氏の言葉。ものづくりに携わる自分への訓として*








おまけスナップ。会場の東京ステーションギャラリーは歴史建築としても楽しめます。レトロな趣のあるシャンデリアは、建設当時の華やかさを感じさせます♪