2017-07-31

8月のトランクショー


成城Gallery Tsudaにて 不定期で開催していますトランクショー 、
8月は25日(金)・26日(土)を予定しております。
コレクション展示の他、お手持ちのジュエリーのリデザインを含むクチュールジュエリーのご相談やメンテナンスなどもお伺いしております。
期間中は終日在廊いたしますので、お時間のご予約無しでも、お気軽にお寄り頂けましたら幸いです*(^-^)*

We will hold a Trunk Show on  25-26th August.
In accordance with the mid summer & vacation season, it will be planed an petite exhibition of a light and cool atmosphere.
In addition to the collection,  we also accept custom order,  jewelry consultations that you have individually.
Very look forward to seeing you*


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TAMAKO TSUDA "Trunk Show"
2017.8.25-26  13:00-19:00  
at: Gallery Tsuda  東京都世田谷区成城2-39-2 1F
http://www.tamakotsuda.com/information/
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2017-07-23

リ・デザインという考え方


梅雨も明け、陽射しが日毎に強く感じます。
今日は「大暑」、今年も厳しい暑さの到来になりそうですね;;;
皆様くれぐれもご自愛くださり、涼しい夏をおすごしください♫


Wishing you are all in good health despite it being the height of summer !!




アトリエの近況なども少し。
下の写真は、先日お納めしたクチュールデザインのペンダントです。
ご依頼主のマダムがお持ちになったのは、かつてアントワープで購入されたという1カラットダイヤモンドの両側にバゲットカットのエメラルドをあしらった、とてもモダンなリングでした。オーセンティックな作りの中に当時の日本では見かけないであろう斬新な配色はマダムご自身のご希望だったそうで、今は指輪をあまり着用されないため、ペンダントに、というオーダーでした。すっきりとした現代的なファッションがお好みの彼女に提案させて頂いたのは、シャープで構築的なイメージ。そして最終的に、今回は色石やメレダイヤも一切使わずダイヤモンドの白さと輝きが引き立つよう敢えてプラチナのみをたっぷりと使い、デコルテに迫力を持たせるデザインにいたしました*








余談ですが、アトリエ ウ ピエ ド ラカンシエルでは一般的に言われる「リフォーム」というグルーピングはせず、お客様のご希望のデザインでお作りするもの全てを「オートクチュール」と位置づけております。ウェブサイトをご覧いただいている方はお気づきかと思いますが、オートクチュールのページの中に "Awake your heritage ( アウェイク・ユア・ヘリテージ )" というテーマでご紹介していますジュエリーは全て、お客様のお持ちの宝石を用いたものです。

元々、王侯貴族の資産や権力の象徴だった宝石を身に着ける為生まれたジュエリー。中には持ち主とともに埋葬されるものもありましたが、その多くは代々子孫に受け継がれるため、世代が変われば所有者の好みに合わせてデザインも変えてゆくのはごく自然な事だったのです。

よく、ご相談に来られる際にリフォームだとデザインに制約があるのでは(例えば決まったフレームにセットする、まわりに脇石を足すetc.)とのお問い合わせを受けますが、元の枠から問題なく外せる状態であればその宝石を元に、お作りしたいジュエリーのイメージやお使いのシーンを伺い、いちからデザインを起こしてゆきます。
ですのでアトリエでは、単に形を変える、というニュアンスのリフォームよりも「Re: design」(リ・デザイン)という表現を使っております。(リフォームよりも少し言いにくいのですが、小さなこだわりでしょうか^^)
クローゼットや宝石箱の奥に仕舞われている宝石を、リ・デザインする事で日々あるいは特別な日に楽しんで頂けるジュエリーに甦らせる。 "Awake your heritage" にはそんなコンセプトが込められています*





2017-07-08

芸術鑑賞週間^^

今週は楽しみにしていた舞台と展覧会を幾つか鑑賞。沢山の刺激を得てまいりました♪

舞台は世田谷パブリックシアターにて開催の『子午線の祀り』。
同劇場の二十周年記念公演に相応しく、古典の平家物語の古語文体と現代に近い会話の台詞を巧みに織り交ぜ、その時代に生きた人間の瀬戸際の心理をリアルに描ききった重厚な作品でした。
演出の野村萬斎さん曰くの"3D化した舞台"、常に寄せ返す波で場面を洗い流すというダイナミックなシーン転換が斬新で美しく、クライマックスは波打ち際で合戦を間近に見るような臨場感に圧倒されました(*o*);;;

This week I saw a stage which I was very looking forward,  also visit some exhibitions. got a lot of inspiration. The stage is  "Requiem on the great meridian" held at Setagaya Public Theater. It is the twentieth anniversary performance of the theater, skillfully interwoven the text of the classic Heike-Monogatari and the contemporary dialogue skill, and has drawn  universalistic conflict of human's mind. The dynamic "3D stage", especially the waves surging on the stage is very innovative.
Mansai Nomura, starring in the director, he and all of actors are wonderful, playing the identity of Japanese culture spectacularly with sophisticated expression.



そして昨日は東京都美術館の『亜細亜現代美術展』と紀伊國屋ギャラリー『原田忠全部展』をはしご。亜細亜現代美術展は、パリ国際サロン時代に現地でご一緒させて頂いた画家の羽山清太郎氏が理事長を務める国際公募展。日本とアジアの様々な国との美術交流を目的に活動されている芸術家の作品が絵画・彫刻・工芸のジャンル毎に出品されている国際色豊かな展覧会です。





午後のコンセプトミーティングが予想外に延び、閉館間際に駆け込むというご迷惑をお掛けしてしまったにもかかわらず、理事・事務局長の髙田氏が快く応対して下さり、羽山さんの作品の場所まで案内頂いたばかりか、作品の撮影も勧めて下さいました*  髙田さま、有り難うございました!

古い人間なので(笑)絵画作品をカメラに収めるのはどうも気が引けてしまうのですが、最近はSNSを使った拡散や、Googleによる世界の美術作品をデジタルアーカイブ化するプロジェクトなど、ネット上でアートを共有することはスタンダードになっているよう。自分の感覚も時代に合わせ変化させてゆかねば、と思います。(もちろん著作権や所有権への配慮を忘れないモラルやルール設定は必須課題ですが)

Then yesterday, "Asian Contemporary Art Exhibition" at Tokyo Metropolitan Museum of Art, and Tadashi Harada's Exhibition at Kinokuniya Gallery.
Sharing art on the internet is a little matter of concern to people of old temperament as me, but currently it is becoming a standard way. I need to update my mind!(>u<)




撮影と掲載許可を頂いた羽山清太郎さんの作品「シャトーカノン・ベレンゲルの幻」。Oil painting by Seitaro Hayama "Chateau Canon · Belenguer's phantom".


シャトー・カノンと聞くとファッションブランドのシャネル所有のワイナリーを連想してしまいますが、中世〜近代フランスの歴史に造詣が深く、主題をいくつも潜ませて作品を描かれる画風からすると、250年程前に時代をさかのぼったベレンゲル家の最後の当主がモチーフなのかしら...?と色々想像が膨らみます。今度お会いした時に御本人に伺ってみましょう^^





オーセンティックな絵画を堪能した後は、ヘアデザイナー 原田忠さんの作品写真展へ。以前資生堂ギャラリーで開催された『JOJO展』も素晴らしかったですが、今回はヴィジュアルに加え、繊細で複雑な編み込みが施されたヘアピースや島田髷にメタル素材を組み合わせた鬘など、実物を間近で見る事が出来ました。 なんと御本人が在廊されており、作品について解説を頂ける幸運も(*o*)!! とても穏やかで気さくなお人柄に、作品の持つ静かな空気感と通じるものを感じました♫

Hair designer Tadashi Harada's Exhibition.
A delicate hairpieces, knitting extension to cover the body like Middle ages armor. A combination of metal parts with Japanese wigs etc... How fabulous artwork with homage to Japanese movies, manga and traditional costumes!!




初期の作品です、と仰っていた上の作品群はダークヒーローにインスピレイションを得たそうで、暗闇からゆらりと現れるような佇まいは幽玄そのもの。ディテールまで作り込まれた美しさにため息が出ます...




ヘアピースの特徴的なフォルムに直ぐピンと来てしまうのは同世代だからでしょうか...(笑)能楽の龍神や虎の"冠りもの"を思わせる、ものすごく神々しいMSの精霊達(*w*)






おまけスナップ。別の日に行っていたもののBlogには見事に上げ忘れていた『BABEL展』のINSIDE BABEL。