2023-01-27

5年越しの認定証

昨夜遅くに突然ルクセンブルグ・ピナコテック(ルクセンブルグ公国絵画美術館)から連絡を頂き、同芸術賞に数年前出品したアート作品について、審査団から芸術功績認定証書を頂けるとのこと。

え?5年前の作品??と混乱しとりあえず問い合わせてみましたが、おそらく返信は来ないかなぁと何となく諦めモード。というのも、国際コンテストで大賞を獲るならまだしもファイナリストくらいの証明書はアナウンスだけで届かないこともまま有り、今回はファイナリストですら無い奨励証書、しかも5年前ですし...。

取り敢えずメールで問い合わせをし、何だったかな...と画像フォルダを遡ること数十分。多分これかなと思われるものを発見しました😅




Installation : Sweet Dream
インスタレーション「甘い夢」



Installation : Under the ice sea
インスタレーション「氷塊の下」

透明なアクリル板とブロックを用い、ジュエリーと宝石、砂糖を階層状に組み合わせたインスタレーションの連作です。見る角度によって配置が変わるこの作品は、この年の秋の個展で展示していました。



ちなみにルクセングルグ芸術賞は2015年に創設された芸術家の為の国際コンクール。規約を抜粋和訳しますと、

”美術館は、ファイナリスト如何に関わらず、参加者の中で最も功績があると認められたアーティストのみに芸術的功績の証明書を授与します。この芸術的功績証明書は、参加者全員に授与されるものではなく、芸術的に最たる功績のあったアーティストのみに贈られます。”

とのこと。......参加証かなと思っていましたが違うようです💦



意外にも直ぐに返事を頂けて、確かに2018年度の認定とのこと。何故昨日になって連絡下さったのかは謎のままでした😅

そんな訳でこちらが5年越しで受領しました認定証。如何せん2018年なのであまりタイムリーさも無く...こちらのブログにひっそりあげておきます。



(和訳)芸術的功績の証明書:ピナコテークは、ルクセンブルグ・アート・プライズ 2018 の国際セレクションへの参加と併せて、美術館によって認められた高い芸術的品質を認めて、津田珠子にこの証明書を授与します。

最もふさわしい芸術家だけがこの証明書を受け取ります。美術館の選考委員会は芸術家を祝福し、努力を続けるよう奨励します。


2023-01-01

謹賀新年


いつもブログを読んで下さり、誠に有り難うございます💖
皆様ご健勝にて、幸多き年となりますよう心より祈念しております。

2023.元旦  Tamako Tsuda







 

2022-12-31

ダイヤモンドの世界(カラーレス編)


今年のトピックは今年の内に書いてしまおうと、大晦日のブログ更新;;  前回買い付けしたダイヤモンドのカラーレス(白色)についてのお話です。




白のダイヤモンドはDカラーを頂点にE,F,G~とグレードが細かく分かれているのですが、チェックしたダイヤの中にカラーはF判定にも関わらず、一つ上のEグレードの石よりも白く見えてとても綺麗な(これは個人の印象なのでカラーグレードとは関係ありません)石がありました。


その理由を尋ねてみたところ、蛍光性はNONE(無し)という表記でしたが、判定に乗らないレベルのブルーの素地が含まれている為に青白く見えるのだと教えて貰いました。業者さんたちはこの色味をフェイント・ブルーと呼ぶのだそう。

きちんとグレーディング(鑑定)された天然ダイヤモンドには重量やカラー、内包物などのプロフィールが細かく教示されていますが特殊な石でない限り、産出鉱山までは追えないシステムです。けれど業者さんのプロたる所以は、このグレーディング情報を手掛かりに含まれている成分から大方の産地を推測する事が可能なのです...!


フェイントブルーのダイヤモンドは強い青の蛍光を発色するダイヤモンドが主に産出される土壌で生成された石で、これだけでも非常に特徴的なため、鉱山までほぼ特定して良いだろうという結論でした。詳細は書けないのでふわっとした表現になってしまうのですが、事実を積み上げて仮説を立ててゆく方法は推理ドラマの場面を見ているように鮮やかで、鉱山の名前を聞いたときには鳥肌が立つくらいに興奮してしまいました。



最近ではお客様の方もネットや店舗などでダイヤモンドの知識を深く得ていらっしゃる為、投資の為に産出地や成分で宝石を選ぶという方も増えているとの事。情報としてはとても参考になりましたが、宝石はやはり無心で眺めたときに美しいと思えるかどうかも大切にしたいなぁとも思いました。

合成ダイヤモンドや精巧なイミテーションなど、人間の技術が格段に上がってきれいな石が大量生産できるようになっても、地球の遥か深くで気の遠くなる年月を掛け生成された天然の宝石を、その石の持つ物語とともにご紹介できたら良いなと思うのです。

そんなコンセプトで現在新作を製作中。来年はアトリエを始めて20年の節目となりますので、何か新しいものをお届けしたいと思っております。


それではどうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。










2022-12-17

ダイヤモンドの世界(イエロー&ピンク編)


個展から気付けば2ヶ月...今年もあと僅かですね。来年の新作に向けての準備や不具合が起きてしまったウェブサイトの刷新など、今年中に進めておきたいものが詰め詰めで少しずつ慌しくなっている年の瀬です。昨日は久し振りに長年お付き合いさせて頂いているダイヤモンドの業者さんを訪問してまいりました。


探していたのはカラーレスのファンシーカット(丸い形でなく、楕円やクッションと呼ばれる四角いカット、猫の目型のマーキスやハート型のプリンセスなど全部を総称してファンシーカットと呼びます)カラーダイヤモンドは今回はイエローとピンク系に絞って探します。
カラーレス(白色)のダイヤモンドの買い付けと大きく異なるのはやはり色。事前に幾つかピックアップして頂いた中から使うイメージにぴったり来るものを選び、いろいろな条件でカラーの出方を確認したりと、じっくり選ぶのでなかなか根気のいる作業。かなりディープでマニアックな世界に浸ってゆく感じです.....🧐






イエローダイヤモンドはライト(明るい)〜インテンス(強烈な)〜ヴィヴィッド(鮮やか)と色の濃さに段階があり、さらに色味もオレンジ味のあるものからグリーンぽいもの、ブラウンを噛んでいるものなど幅が広いので先ずはピックアップして貰った中から色やサイズ、価格を吟味して使う石を決めてゆきます。
イエローは他の色よりは比較的産出されやすい色味ではありますが、ここ最近トレンドが変わってきたとの事。伺ったマーケットの情報をファッションラグジュアリー市場の動向と照らし合わせて推測してみるのも面白いのです。







イエローは今回こちらの3ピース。あまり色加工したくないので撮りっぱなしの薄暗い画像ですみません💦 右の2つはファンシー・インテンス・イエローという括りになります。
うっすら色が乗っているライトカラーよりも明るい黄色がはっきりわかる印象。左はファンシー・ヴィヴィッド・イエロー。ぱっと眼に刺さる発色の良い山吹色に心惹かれました😁








こちらはピンク系。予算的にイエローよりもぐっと小振りになりますが、ペールトーンからくっきりピンク色、珊瑚色、薄紫に近いものなどこちらもバリエーション豊かです。ピンクダイヤモンドの産出地は大きく3つに分かれており、それぞれの産出地の特徴&見分け方も教えて頂きながらジュエリーに仕立てた時のイメージを優先してピックアップ。
もう十年来のお付き合いになるこちらの業者さん、気になった事を質問するとものすごい情報量で教えて下さるのも有り難く、業界向けのダイヤセミナーで受ける講義に比べてピンポイントで知りたい回答を頂けるので、買い付けながら勉強も一緒に出来てしまう非常に貴重な時間です。






悩みに悩んで抜き出した3点。さて、どの石が何処からやって来たのでしょう.....?



肌にのせた時に美しく見える事が選定の重要ポイントでしたが、折角の機会にオーストラリア、ロシア、アフリカそれぞれのピンクを揃えたら楽しいかなと思い真ん中の石は括り的にはパープルに分類される青みの強いものを選んでみました。業者さん曰く教材に使えそうな選び方だそうで、想定通りにチョイス出来て謎の達成感🤗 答え合わせが気になる方は、ギャラリーにてご覧頂けますのでお気軽にお知らせ下さい。


カラーレスのダイヤもちょっと興味深い石を入手出来ましたので、そのお話はまた次の機会に✨




















2022-10-24

個展終了いたしました

 

ジュエリーアート展「La forêt de fil d'or -金糸の森-」終了いたしました。
多くのお客様にご来場頂き、心より感謝申し上げます。
また来年、お目にかかれますことを願って。
有り難うございました🥰



The exhibition has finished successfully.
We would like to express our sincere gratitude to everyone who came to venue.
Looking forward to the opportunity to have a good time with you again.
thanks for all of you.





会場風景。左側の枯れ木に金糸を巻きつけるインスタレーション、好評でした❣️











目を凝らして頂くと、御覧いただけますでしょうか?
キラキラ光る小さなミノムシ(らしきもの)が沢山居ますよ......。











グラフィック作品の新作。
銀塩プリントという、発色の良い手焼き技法で印刷しています。