2011-01-20

ディスプレイ制作中


前回も少し触れましたが、月末に行われる国際宝飾店 IJT2011にクライアント様が出展する事になり、私もブースの演出や商品説明で同行いたします♫


海外メゾンなのですが、打ち出すコンセプトは....
「和」!!なのです(^_^) かなり大胆で遊び心のあるデザインをハイジュエリーの分野で、というエキサイティングなコンセプトのレーベル。展示のディスプレイもオリジナルで作ってしまおうと、今週は素材を探しに色々回りました。


まずは御徒町、浅草橋と什器の下見。御徒町はいつも調達するディスプレイ屋さんがありますので、浅草橋で面白いものがあればと期待して何軒か回ってはみたものの、ネックトルソはあってもお揃いのリング差しがなかったり、カジュアルな商品向けの生地だったりしてついに断念。やっぱりジュエリーをきちんと見せる什器なら御徒町かしら....とぐるぐる考え中。
什器をあらかた見たところで生地や小物を探しにこんどは青山へ。今回和布を使ってみたかったので、アンティークの着物や布裂を扱っているお店をチェックです。どのお店でも淡いピンクはバリエーションが多くすぐ見つけられました♪



こちらは逆に、どれも綺麗な生地で迷ってしまいます。2軒目に伺った原宿の大江戸和子さんはプライベートでも時々覗かせて頂くのですが、いつもとても親切。今回も写真を撮らせてくださいました♫ 
薄い桜や桃色、グラデーションになっているものも。全部使いたくなってしまいますね...♡

実はもう一色、紅色の生地も探していましたが、こちらはもう入手出来ない色(*0*)!!
緋色の襦袢は何点かあったものの、朱に近いオレンジ系の色味が強いのでジュエリーには難しいかも...と店主さんに相談すると、純粋な紅色の襦袢があったのはもっと昔の時代で、今では手に入らないとのこと。買い付けをしながらその道のプロとお話しする中でまた一つ、新しい事を学べるのも有り難いです*






買い付けた振り袖用の襦袢。画像では見えませんが内側に金糸で刺繍が入り、凝った意匠です。ディスプレイ用に解体し、陰干し中。





結局、什器はいつものお店で。これから貼り込み作業です。貼り込むのは衣装などに使われる現代生地ですが、ポリエステルでこの質感...スゴいです。 出来上がりが楽しみ....♫