2016-01-19

制作風景

新年のご挨拶からだいぶblogの更新が滞ってしまいました;
打ち合わせ以外はアトリエにほぼ籠ってひたすらデザイン画と模型、
そんな状態で一月ももう後半です(>_<);;;




先週ようやく形になってきた新作のデザイン画を元に買い付けた、
メレサイズのダイヤモンド。
直径1.7mmと小さいものでも70個揃えるとおよそ1.4カラット。
デザイン画の段階でダイヤのサイズと数が確定している場合は良いのですが、
今回の新作は本体の形に合わせてびっしりとダイヤを留めてゆくスタイルです
ので、恐ろしいことに完成するまでサイズ・数ともにどのくらい必要になるか
概算でしか出せません(汗)
0.1mm違いで全てのサイズを多めに用意して留め職人さんに渡します。
最終的に何カラットになってしまうのか.....ドキドキ(*w*);;;






こちらは今回キーカラーにしたい宝石の一部とイメージボード。
パントン社が昨年12月に発表した2016年のトレンドカラーは
ローズクオーツとセレニティ(淡い菫がかったブルー)という、
どちらも穏やかなパステルカラーでしたが、新作にはもう少し強い
輝きが欲しい気分でしたので、ブルージルコンを選んでみました。

合成石のキュービックジルコニアとよく混同されてしまいがちな
ジルコンはれっきとした天然の鉱石で、ダイヤモンドと同様の
金剛光沢を持つために光の反射が強い輝きとなって現れます。
クリアなブルーから炎のように湧き出る煌めきは何とも力強く美しいのです。

そして奥の石はドルジーアゲート、淡雪のような表面のテクスチャにも
心惹かれます。昨年の深海のイメージをどこかに残しつつ....より深みへ
潜る感覚を形に出来るか、まだまだ試行錯誤中です(笑)