個展からすっかり間が空いてしまい申し訳ありません;
秋の長雨と台風もようやく過ぎ去り、迎えた立冬は清々しい快晴。
このところ実施できていなかった市場リサーチに充てたこの日は、月初めにOPENした渋谷スクランブルスクエア含め、幾つかの商業施設とエリアを回りました。
青空に映える高層ビル。
渋谷駅からこの高楼を通り、こちらも9月にOPENしたSHIBUYA STREAMへと一気に抜けられる巨大な歩道橋を実際に歩いてみましたが、人の流れが劇的に改善されていて、永遠に終わらない気がしていた渋谷の工事で初めて便利さを実感いたしました(笑)
オフィスビルでありながらデザイン性の高さが特徴のSHIBUYA STREAM。Google社が入居しているというのもうなずけます。アート広場に置かれた色鮮やかなトゥクトゥクには "人々がいなければ、鳩もいないでしょう" というシニカルなメッセージが。
その後幾つかのエリアを巡り最後に訪れた西新宿のギャラリーでは、書家/篆刻家 槇冬菫さんの素敵な作品に思いがけず出会いました。
歌人 大伴家持の歌を題材にした作品は歌に込められた心情が繊細な筆致で表され、一つひとつが味わい深く読み解きながら鑑賞していると時を忘れてしまいそうになるほど。
静謐な作品の中で際立ったのが、ギャラリー正面に飾られていた『Cello Black』という作品の力強さ。幸運にも在廊していらした槇さんにお目にかかれ、モチーフや素材を選ぶときの想いや創作にまつわる感覚など、とても貴重なお話を伺う事が出来ました*
冬の菫という御名前のように、儚げに見えて凛とした芯を漂わせる作品達は今月12日までヒルトン東京のギャラリー、ヒルトピア アートスクエアにて展示されています(^-^)*