このシリーズは海外向けに日本文化をデザインさせていただいたもので、四季の風景をテーマにしたもの、和装をテーマにしたものなど幾つかのラインに分けていました。写真のネックレスは江戸文化の中でも独特の、遊女の装いをカラーストーンやゴールドで表現したシリーズです。
位によって異なる髷は、アイテム毎にフォルムを変えていましたので製作現場では大まかな階級とそれぞれのスタイル、髷の持つ意味合いを説明するところから始めていたように記憶しています。
このネックレスでは伊達兵庫という花魁の髷に大ぶりなアメジストを用い、たくさんの簪や笄、櫛も別々に作ってから組み上げました。
海外企業さんとのお仕事でしたので、髷の構造からデザインに含まれている意味をどこまで尊重し、どの部分をアレンジするか、デザインの生まれた時代についても全て言葉にして伝えないといけないのは新鮮な経験でしたし、慣れ親しんだ日本文化をジュエリーで自由に表現させていただけた、とても面白いデザインワークでした*
寄り道してしまいましたが、結局真珠の良い画像は見つからず.....新しく撮り直しました^^
ダチョウの卵型のように尖ったエッグシェイプと、綺麗な球状、どちらもゴールデンパール、1Dayサロンにてご覧いただけます。他にも無調色のベビーアコヤなど、ちょっと面白いものもご用意してお待ちしております*