2008-12-05

La classe du bijoux


今年も残り僅かのある一日、ギャラリーラファイエットで大人買いした沢山のお菓子を抱え、一足早いサンタクロース気分で20数年ぶりに母校の初等科を訪れました。


担任だった先生の計らいで午後の一時限を頂き、小学校二年生の子供達にジュエリーデザインの話をするという貴重な機会を頂いたものの、さて何をお話ししよう?あまり難しいトピックも飽きてしまうだろうし....と色々考えていたのですが、
「ダイヤはどうやって削りますか?」「一番最初に見た宝石は何ですか?」
「宝石商ですか?(そんな言葉知ってるのね)」次々に来る質問に答えるだけで大忙し。


黒板に特大のダイヤモンドの絵を描いたり、クイズを出したりと今まで経験した中で一番難しいプレゼン(笑)でしたがみんな楽しんでくれたようで、最後は私の絵画作品によく登場する“羽兎”を一緒に描いて、楽しい時間は終了。帰りは校門までお見送りしてくれる男の子もいて、小さくても立派なジェントルマンだなぁと感心。















お返しに貰った絵はどれも個性豊かで素敵です。
さっそくアトリエの一角に貼ってみたら、ここだけ校舎の廊下みたいに*

2008-11-27

"恋に落ちる都"




 パリ滞在中にちょっとしたご縁があり、ピカソ美術館の館長 フランソワさん宅の夕食にお招き頂いたときのことです。

  帰国前にヴェネツィアに寄る私の予定を知った彼曰く「ヴェネツィアを訪れると皆、彼女と恋に落ちるんだよ」(この言い回し、さすがパリジャン)「夏は観光客しか居ないけれど、冬は地元の人が生活している気配があるから好きだな。君もきっと落ちるよ」と。
確かにほぼ10年前に訪れてから、気になる都市ベスト1。いつかもう一度と願い続け、ついに今年思いきって足をのばしてみました。フランソワさんお薦めの冬のヴェネツィア、今回は滞在時間1日半という短さです。今年は雪まで降ったパリの人達は口を揃えて「イタリアだから絶対こっちより暖かい」と言っていましたが....

CDG空港から1時間半、マルコポーロ空港へ到着し飛行機を降りた瞬間、絶句。
イタリアは軽〜く氷雨が降っていました(笑)



 船着き場で寒そうに客待ちしているドライバーさん達に荷物を積んでもらい、雪と氷の張り付いたモーターボートでラグーナへ出発。視界は一面、曇った海と空の鉛色です。低く飛び交う海鳥の大きさにもちょっとびっくり。



  空港から離れること10分程、徐々にボートの速度を上げて海面を走っていると、霧雨の向こう、灰色の海の上にうっすら街並みが見え始め、その美しさから'アドリアの女王'と呼ばれた水都ヴェネツィアが私の前に静かに姿を現してくれました。海面の上昇でやがては沈みゆくこの都市と再会した瞬間、幸福感とせつなさで胸がいっぱいに.....


どうやらフランソワさんの言葉は正しかったようです。





2008-11-20

Paris → Venezia


夕方からのKARAレセプションに参加するため、深夜のフライトでパリへ。朝5時に市内のホテルに着き、仮眠中だったフロントのニコラを起こして荷物を預け、街が動き出すまでサロンスペースで待機。用意してくれた濃いめの紅茶とフォションのラズベリータルトで一服です。寒いと朝から甘いものが食べたくなるのは何故でしょう...?
この日の夜は宝飾見本市 KARA-EXPOのレセプションへ。今回からルーブルの前に会場を移したので入り口はかなりの行列。現地の方と待ち合わせをし会場を見て回りました。一応お洒落して...と思っていたらものすごい寒さ!ドレスの下に着込めるだけ着込み、お洒落より防寒で(笑)




翌日、今度はパリ国際サロンの会場 サンジェルマン地区のコレクション・プリヴェ美術館へ。あいにくの雨の中、会場へ入ると作品を寸評中のロジェ・ブイヨ氏とばったり。お時間があったようで「作品をみてあげよう」と一緒に絵の前へ。ラッキーにも貴重な生寸評を頂くことが出来ました*


午後からは天候も良くなり、快晴に。空も澄んでとても綺麗なぶん、寒さは...(>x<) この後回るイタリアはもう少し暖かいのかしら...?


美術館の近くにある昔ながらのビストロ、Paletteでランチ。白身魚とほうれん草がとにかくたっぷり。寒さのせいにして、ひたすら食べています(笑)




2008-08-20

搬入最終日に


・・・・すっかりご無沙汰してしまいました。気づけば8月もあとわずかです。

今年の夏は例年以上の猛暑の中、パリサロン用の作品も締切ギリギリ、搬入最終日に何とか持ち込み終了しました。。。間に合って良かった。。。。




そして山籠もり?のようなヒドい状態のまま(笑)翌日はネットTVの取材を受けました。顧客様からご紹介頂いたコミュニティデザイン研究所の取材でしたが、最近のITビジネスというのは本当に多様化しているのだなと実感。これから編集をして、見られるのは秋頃になるそうです。



カメラマンさんと、インタビュアーの松岡さんは暑さも気にせず、テキパキ動いていらっしゃいました。。。職人です!

2008-06-01

「La Boite de PANDORE」in 上原



5月30日より代々木上原にて開催していました、3日間だけのアート展「La Boite de PANDORE」(パンドラの箱)が終了しました。今回ジュエリーは1月のEspoirシリーズ をメインに、パンドラのインスタレーションとグラフィックフォトを新たに加えてちょっとダークな世界を表現。会場に選んだギャラリーは、週末のみ営業する不思議なギャラリーで、入り口もかなり秘密めいた雰囲気。おまけに事前の告知はほとんど無し、 というゲリラ展示会でしたが、場所がら成城からのお客様やネットで探して来て下さった方、初めてご覧頂きびっくり、という地元の方等々。。。あっという間の3日間でした。


余談ですが、台風接近とかで搬入日は豪雨。またもや。。。(ちなみに1月は雪でし た。これはもう日頃の行いが悪いとしか(泣)次回はどうか晴れますように!

2008-01-29

新作展終了!



今年最初の個展が終わりました。
搬入日に雪が降るなど寒さも厳しい中、お越し下さいました皆様に感謝です。今回は昨年に比べ更にアート色の強い展示となりましたので、実はお客様の反応がちょっと心配でした...が、ジュエリー自体もなかなか好評で一安心*

初のインスタレーション作品にも沢山のご参加を頂きました。(お預かりした“希望” は大切に保管してあります)この1週間を糧にまた次に繋げてゆきたいと思います。
本当にありがとうございました!!


2008-01-24

-La Forme de "Espoir"-



本日より、青山での個展が始まりました。
場所は現代アートの複合ギャラリー プロモアルテ。昨年の表参道ヒルズでのポップな展示とはまた趣向を変え、アート色を全面に出したコンセプチュアルな展示になっています。ギャラリーオーナー、スタッフの方達もとても協力的で、早速展示風景を撮影して下さいました(ギャラリーのウェブサイトに掲載して頂いてます)


夕方からは新宿でベルギーHRD巡回展のレセプションに出席です。昨年知り合えたパリやNYのデザイナーさん達と再会出来たというのに、うっかりカメラを忘れるという大失敗(;x;)をしてしまい...
けれど服飾雑誌「装苑」始め幾つか取材を受けたので、皆での記念スナップは3月頃に頂ける予定です。そして展示会場では久しぶりに自分の作品と再会出来て、懐かしい気持ちになりました。

この巡回展の作品「OPERA HOUSE」の制作過程を青山の個展で公開しておりますので、 青山→新宿という順番でご覧頂けるとまた違った楽しみ方の出来るイベントになって おります。ぜひ、お立ち寄り下さいませ*