2010-03-26

夢見色


午後に一件あったプレゼンが無事成功し、スタッフの子と「今日は美味しいお酒が飲めるね♪」などと言ってはみたもののそんな時間もなく(;_;)夕方からは企画展準備のため成城ギャラリーへ。土曜日から始まる”桜染”展の搬入を進めつつ、ジュエリーを展示しているショーケースも少しずつ入れ替えを始めています。


ギャラリーに着くとほぼ搬入は済んでおり、すっかり春の雰囲気に衣替え。


草木染め作家の七字良枝さんが地元・成城の桜で染めたシルクの糸や小物はなんとも言えない淡い春色。絹しか染まらないところも不思議です。



よく外国の方に「桜色って具体的にどんな色?ピンクとちがうの」と聞かれ困る事がままあるのですが、色合いだけ説明するならエクリュ(生成り)とロゼの間とでも言いましょうか...(チェリーブロッサム・ピンクでは決してないと思うので)

八重桜の濃いピンクではなく、この淡さを ”桜” と認識するところに、日本ならではの色彩観がある気がします。さくら、という言葉の響きが持つ生命力と儚さ、幻想的なニュアンスを体現するような、ほんのり薄紅がかった帯揚げやスカーフ。眺めているだけでかなり幸せ気分。




















...準備中に見つけてしまいました。新作ストールを!

桜の花びらを散らしたような織の風合いに思わずうっとり...絹物のふわりと軽い肌触りも心地良いのです。(毎年新作が出るこのシリーズ、私はこっそり"羽衣ストール"と呼んでいます*)準備にいらしていた七字さんは今年の秋にパリで個展を控えていて、最近euroの動向が気になるわ...ドイツは良いけどフランスはどうなのかしら?などと、幻想的な色に囲まれながらも現実的な経済トークで盛り上がってしまいました;








帰宅後のおまけ。こちらも春の楽しみと言えるでしょうか。
Vin mousseuxに、苺を投入♪

2010-03-25

出荷準備*



HPに載せているのでお問い合せも多い「Cerise」ペンダント。イメージがサクランボだからか、毎年春になると出荷が増えます。特に個展前後はアトリエの一角がサクランボ製造工場に(笑)





写真はRouge(カーネリアン)とRose(ピンクオパール)。このツヤ感、時々食べられそうな気がしてきます....

2010-03-20

CHOCOLAT BOX


個展のため、しばらくお休みしていたクライアント企業へ。オフィスに着くと、デスクの上にかなり大きめの紙袋。何だろう?と開けてみると...





マカロン、オランジュ・ド・ショコラ、更にショコラで出来たアソートBOX。コレは一体...???


実は、この会社の社長さんから一週間遅めのバースディギフトでした!! 個展中に誕生日を迎えたものの、当日もバタバタしていて何もせず、週明けにはすっかり忘れていたのです。ショコラ好きの私のツボを押さえたDécadence du Chocolat というセレクトに大輪のバラのメッセージカード。これは嬉しい...♡


毎年お誕生日を祝って下さるこの社長さん、いつも恐ろしくご多忙なのに今年も覚えていて下さって、有り難うございます♫






アソートBOXは、もちろん箱も美味しくいただけちゃいます。...なんて贅沢♪



2010-03-16

Backstage in 国立劇場



週明けから展示の残務整理と新作発注のため職人や石屋さんと打ち合わせが続いています。慌ただしいスケジュールですが、今日は一つ楽しみが。お着物と所作を教えて頂いている五条 敏喜緒先生の舞踊公演があるので、先生の出演される時間を狙って国立劇場へ。


宿場町の情景を中世から明治まで8つのセクションに踊り分ける「板橋旅情」という演目で、踊りは立ち回りも含む勇ましい振り付け。バレエやオペラ、歌舞伎もそうですが、他の事を忘れて違う世界に引き込まれる感覚は日常ではなかなか味わえない、贅沢なひとときです。


叙情感たっぷりの舞台を拝見した後、楽屋へご挨拶に。ステージを終えた演者さん、お客様をさばくお弟子さんを避けながら舞台道具の入れ替えも同時進行の廊下は、一転して戦場のような慌ただしさです。この熱気、まるでファッションショーのバックステージさながらで毎回楽しくなってしまうのですが、写真が載せられないため、お伝えできなくて残念...*

2010-03-15

展示会終了。


今年の新作展も無事、終了いたしました*

初日は雪に見舞われどうなる事かと思いましたが、会期後半はお天気もよく沢山の方にお運びいただけました。

今回の"Gene"、今までとはかなり雰囲気も変わるのでどうかなとドキドキでしたが、コンセプトの奇抜さ(笑)に反してネックレスなどは以外にもお着けになりやすいと好評を頂き(^_^)

時間帯によっては立て込んでしまい、お待たせしたりあまりお話出来なかった方もいらして申し訳ありませんでした; 毎年必ずお越し下さる顧客様、ジュエリー業界の方や学生時代の友人が駆けつけてくれたり新しい出会いがあったりと、公私にわたって色々な方と楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ご多忙にもかからわずお越し下さった皆様に感謝* また次回のコレクションに向けて頑張って参ります!!


2010-03-13

KARA 2010 is Back!

たった5分程前、パリから吉報が届きました*
昨年経済情勢により開催中止になり、再開は未定だった仏宝飾見本市、KARA-EXPOの日程が決まったとのメールが。
夜更かししているとリアルタイムで受け取れるのも、メールの利点ですね♪

Place Vandômeに会場を移し、開催は2010.11.26-28。...やっぱり寒い時期か(>_<);


そして予選審査中のKARAクリエイターズコンクールも再開です。下記サイトにて一般投票受付中。Tamako Tsudaは2009年コレクションより、「ウサギコウモリ」がエントリーしていますので、ぜひvoter(投票)頂けましたら嬉しいです*

http://www.kara-expo.com/concours-votes_en.html
http://www.kara-expo.com/concours-votes_fr.html




2010-03-10

展示会初日...雪。

本日、初日を迎えた青山の新作展。お天気は予想通り...雪。2年ほど前から展示会の度に雪、雨、台風、そして雪。.....これは一体(;_;)


そんな足元の悪い中、午前中の早い時間帯からお運び下さるお客様もいらして、とても有り難かったです。青山という場所もあってか、今までメールやお手紙でしかご連絡出来なかった方に初めてお目にかかれたり初日から慌ただしくも楽しい時間を過ごしております。


....しかし。会場を閉め帰る頃にはさらに大きな牡丹雪が舞い、道路は白くなっていました(しかも今は大雨!)明日以降のお天気、かなり心配です...。





会場の風景をちょっとだけアップ。今回のコンセプトは「実験室(ラボ)」風。







2010-03-04

実験器具?


ここ数日間はケースに入れるディスプレイの調達やヴィジアュル制作に追われています。(壁面ヴィジュアル、間に合うかしら...)そんな事より。今回はテーマが"遺伝子"のため、イメージする素材や特殊な道具(器具?)は入手が難しく、どうしたものかと困っていたのですが。

ご近所の「成城デンタルオフィス のと歯科クリニック」の院長先生に相談したところ、コレクションしているアンティークのボトルや道具を貸して下さるとの事!! ありがとうございます〜*



写真には写っていませんが、小さなアンティークボトルは香水瓶にも使えそうな可愛らしさ。何を入れるのかは....会場でのお楽しみという事で*








2010-03-01

Check, check !


いよいよ今日から3月。新作展を一週間後に控え、あと数時間後には職人さん達と全サンプルの最終チェックが始まります。加えてインスタレーション用の素材やパネルで仕事場は倉庫のよう....そこへ更なる大荷物が。


昨年のパリ国際サロン展に出品していた作品が、出品証と美術評論家 ロジェ氏の寸評を連れて帰国しました。ここ2,3年続けている、コレクション・プリヴェ美術館のガラスケースに合わせて制作した横長の作品は保護用のフレームを着けていないため、手元に帰ってくるまで気が抜けません。返却されるとすぐに開けて粉落ちやキズのチェックです。


幸い、今回も無事だった事を確認し、本格的な撮影は後日カメラマンさんにお願いするとして、とりあえず記録用の何枚かを撮りましたのでアップしておきます*



                 [ La sirène verte 2009 ]


これから少しずつ、絵画もブログにのせてゆきますね*