2010-11-28

Bonjour,Paris






午後のフライトで久々のパリへ。シベリア上空を飛行中、カラ海(Kara sea...偶然です(笑)に浮かぶ太陽の不思議な色合いに思わず一枚。寒さのため窓枠にできる、氷の結晶も幻想的でいつも触ってみたい衝動にかられます。



さて二転三転したKARAの方は26日、18:00よりイベント開始。会場はシャンゼリゼ大通りのすぐ脇、Hôtel Marcel Dassaultになりました。最終的に3日間行われるはずだった展示会が1日、それもジュエリーの展示はキャンセルとなりヴィジュアルブックのみ、夕方からのイベントはその出版記念イベントに変更という状態。コレクション発表が2,3時間平気で遅れたり、ショーが直前に中止で展示のみというもよくあること、というパリではこれもまぁ ”あり得る事” なのですが、5年位前の見本市と比べると、明らかに方向性が変わった、というのが正直な印象でした。





LEDで飾られたシャンゼリゼからジョージ5世通りに入ると、スタイリッシュなツリーが目に入ります。ペットボトルのツリーよりも遥かに綺麗です♪                     





賑やかな大通りに面したベストロケーションというのに、イベントのサインボードが小さくわかりづらいからでしょうか、皆さん「入れるの?閉まっているの??」とエントランスで右往左往....
実は今回、国外から視察に訪れる予定だったジュエリーメゾンの方々は急な日程変更でイベントに間に合わず残念だったのですが、う〜ん...これはむしろ、いらっしゃれなくて正解かも。。。





会場こんな感じです。完全に本屋さん。来場者も一般のお客様とクリエイターさんが多く、商業ビジネスとしての可能性はどうかなぁと、感じた印象を後日パリ入りされたクライアントさんとミーティング。とはいえやはりアートやモード、美しいものを街中の至るところで見つけられるのはこの街ならでは。パリのエスプリと感性を満喫しに色々散策しよう!とポジティブに話がまとまり、ほっと一安心。せっかくいらした事ですし、楽しんで頂きたいですもの。




イベントが消化不良でしたので、気を取り直して最近バーが新設された、シャンゼリゼ通りのラデュレへ。常に満員、長蛇の列のケーキ売り場とサロン・ド・テを抜け、奥にあるバーは正面のミントグリーンとはまた雰囲気を異にする仄暗いインテリアにパープルピンクの調光がちょっと妖しいイメージ。それもあってか時間が早かったのか、中はまだ空いており、ゆっくり寛げる空間です。







有機的なカーブを描くカウンターや蜂の巣をモチーフにしたスツールなど、グロテスクでも美しい、まさに”夜の社交場” といった趣の空間。軽く夜食をいただいてこの日は帰宅しました。
ちなみに今年のパッケージはジョン・ガリアーノとのコラボ。ビッグメゾン同士のコラボ企画は日本でもおなじみですね。












おまけです。イベント会場でマックイーンの全シーズンを網羅したコレクションブックを発見!!! 何故かKARAブックも一緒に袋に入れようとする販売員さんに「それは要りません...よ?」というのは気が引けました;