2014-07-27

暑中お見舞い申し上げます♪



Scorching sun & humid air.....
wish all of you are healthy & having a nice summer vacation!






2014-07-13

*Gracias, Manuel Andreu*


一昨年急逝された陶芸家、マヌエル・アンドレウさんの遺作展が行なわれている国立の暁陶房に家族でお邪魔してまいりました。
実家ギャラリーがまだ渋谷にあった頃から作品をお預かりし、私自身もその淡く優しい色とキラキラと輝く鉱石のような美しさに魅了されて、いつも新しい作品を楽しみにさせて頂いていました。

作品を受け取りにアトリエにお邪魔すると、作品のフォルムや釉薬について静かなトーンでぽつぽつと核心をついた言葉で話してくださったり、作品を包みながらこっそり鼻歌を歌っていらしたり、またアトリエの庭にある垣根の先端で近所の子供達がケガをしないよう、焼き損なったぐい飲みや茶碗を尖った先にかぶせてあげていたこと等々...穏やかで優しいマヌエルさんのエピソードは忘れられない記憶になっています。



今回アトリエを解放して展示されていた作品の殆どは、初日に並んだコレクターやファンの方達に売約済みとなっていましたが、すっかりスペースの開いた陳列棚に懐かしく優しい色合いの花器が数点、そっと佇んでいるのを見つけてしまいました。





上品な卵形のフォルムに華奢な首がのった淡い色合いの花器。一度手にとると卵を抱えているようで手放せない感覚を覚えます。こちらの作品と、鮮やかな青が印象的な花器、どちらも眺めていると色の深さや繊細さに目が離せなくなるマヌエルさんらしい作品。片方を選ぶことは出来ず、2点共にお持ち帰りさせて頂きました。








"日本の緑色"にこだわっていたという非売品の初期作品。彼の作品を多くの人に見て頂きたいからと撮影を許可して下さった奥様のご好意に甘え、写真でご紹介を。







青い結晶が美しい花器。丸いかたちをくるくる回転させていると、実に複雑な表情の移ろいがあることに気づきました。例えるなら飛行機の窓から眺める、昼から夜へと移り変わるトワイライトタイムの海の色を思い出させるような、見つめているとそのうち地球そのものを眺めているような、不思議な浮遊感。「何人もの方がこの作品を素敵だと言っていたの。でも何故か今日まで棚に残っていたのはきっと、マヌエルがたまこさんにとっておいたからだと思うわ。」と奥様の陽子さんに頂いた言葉がとても嬉しく心に残りました。


この作品、そしてこれまで少しずつコレクションしてきた彼の作品は、きっとこれからも私に美しいインスピレイションを与えてくれる気がしています。


La gratitud ilimitada, al cielo. muchas gracias Manuel-san.





2014-07-09

粋(すい)の美

かなり出遅れてしまいましたが、日本橋の三井記念美術館にて開催中の『超絶技巧!明治工芸の粋』展を見てまいりました♪






実はご招待頂いた館長の清水先生は、大学時代に日本美術の調査でお世話になった方。20年振りにお会いした先生はお変わりなくお元気そうで、鎌倉長谷寺の石を測ったり、岐阜の山中に籠って神像を調べた当時の思い出に話もはずみ、嬉しくてつい長居をしてしまいました....;ご多忙の折お時間作ってくださり、有り難うございました!


そして楽しみにしていた展示作品は、そのどれもが工芸の粋を遥かに超えた逸品ばかり。
本物と見まごうばかりの伊勢エビ、蟹、鯉を金属で作った"自在置物"と呼ばれる可動式のオブジェは画集や動画で見てはいたものの、スイス時計やロシア皇帝のギミックジュエリーにも匹敵する精緻な手仕事を実際目の当たりにすると、物の持つオーラと言うか、気迫というか....特に高瀬好山の『鯉』が持つ迫力と美しさには圧倒されてしまいました。

また、象牙を彫り出して作る"牙彫"の筍の、表現力豊かなこと!はち切れた皮の下に透けて見える根のディテールなどは職業柄どうしても細かく見入ってしまうのですが(^_^;)バラバらではなくどうやら削り出しているようだし...と細かい部分に気付くほどそこに注がれた集中力と手間に気が遠くなる思いです。

展示品のどれもがじっくりと堪能したい作品ばかりで、気付けば閉館時間になっておりました。うっかり展示替えの前半を見逃したのがとても悔やまれます.....今週の日曜が最終日ですが、ナイトミュージアムもあるしもう一度鑑賞に来てしまうかも☆
日本の職人魂の"極み"、まだご覧になっていなければぜひおススメしたい展覧会です(>w<)*



図録までお土産に頂いてしまい...感謝です*



三井記念美術館『超絶技巧!明治工芸の粋』〜7/13(日)まで
http://www.mitsui-museum.jp/



2014-07-03

虎ノ門から渋谷へ



After the morning meeting, I went to the Patent Office for renew a trademark registration of Brand logo. This massive object & buildings...I just remembering that it was make me a little nervous when I had submitted document of a registration (*v*);


朝からのかなり充実したミーティングを終え、商標登録の更新手続きに特許庁へ行ってまいりました。ブランド立ち上げと同時に商標の申請、登録の受け付けまでに半年、更に審査に半年...と承認されるまでの長いタイムラグがありますので更新手続きは今年。本当にあっという間でした....2003年の冬に初めてここを訪れ、ドキドキしながら申請書を出した当時の気持ちを思い出し、何となく身の引き締まる思いでした*





The tea break at the Cerulean Tower "Zabou". Follow the spirit of the tea ceremony, relaxing & refresh my brain.


おまけスナップ♬

この後もう一件の予定まで、セルリアンタワーの『坐忘』で小休止。色々盛りだくさんな一日でしたが "座して忘れる"という茶道の言葉に習って、枯山水のお庭を眺めつつリラックスモードに切り替え中。水紋のような絨毯も趣が(^-^)