2013-04-21

アトリエにて。



桜も終わり、そろそろ新緑の季節に...と思いきや、週末は冬に逆戻りしたかのような寒さでしたね。個展が終わりあっという間に1ヶ月、おかげ様にてアトリエは忙しくさせて頂いております(^_^;)




先日、個展を見て下さったお客様からダイヤモンドのクチュールリングをオーダー頂き、クラシックな立て爪のエンゲージリングからダイヤを外してチェックしている所です。後で伺ってびっくりしたのですが、何とこの指輪、祖父がお納めしたものだったとか。
宝石商ハリー・ウィンストンがとあるインタビューで、なぜダイヤモンドにこだわるのかと尋ねられ「ダイヤモンドは、納めた人の子供や孫の手に渡って、必ず戻ってくる。そしてまた我々はそのダイヤモンドを新しいジュエリーに仕立て、お返しする。それが繰り返されるんだ、まるでブーメランのようにね。素晴らしいダイヤモンドとはそういうものだ」と答えたそうです。"キング・オブ・ダイヤモンド"と称されるこのジュエラーの言葉を引用するにはささやかな出来事でしたが、ダイヤモンドがオーナー様だけでなく、作り手にとっても世代を超えて手にする宝石となった事に、何やら感慨深いものを感じてしまいました*






こちらは以前にお作りしたクチュール・ジュエリーのメンテナンスが上がった所です。大切にお使い頂いていても、何年か経つと小さな傷が表面に付いたり、皮脂や細かい繊維なども裏側に入り込んで、曇ったように見えて来てしまいます。石のダメージをチェックしてから洗浄をかけ、磨き上げて新品のように。一目でわかる程美しくなったジュエリー達、早くお手元にお返しさせて頂きたいです♪喜んで頂けますように....♬